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JN-IPS315UHDR実機レビュー JAPANNEXT 2022年9月発売、開封・設置・比較、今最もオススメのディスプレイ

2022-10-04

ジャパンネクストの液晶モニター使用歴5年目にして、JAPANNEXTアンバサダーとなりました。

この記事を読んでいただくと、液晶モニターの専業メーカーJAPANNEXTへの製品イメージがガラッと変わるかもしれません。

JN-IPS315UHDRの販売価格、スペック

この記事を書き出した時点で、発売から2週間ほどしか経過していない31.5インチ液晶モニター最新モデルのJN-IPS315UHDR。

詳しく内容を見てみましょう。

JN-IPS315UHDRの販売価格は?

アマゾン調べ、既に割引で4万円以下というロープライスを実現しています。

JN-IPS315UHDRの製品スペックは?

製品スペックの確認です。

商品名、型番JN-IPS315UHDR
液晶パネルパネル種類IPS系
サイズ31.5
バックライトE-LED
輝度350cd/m2
コントラスト1000:1
コントラスト(DCR)YES
画素ピッチ約0.182mm
解像度3840x2160
アスペクト比16:09
応答速度(最大)5ms(OD)
視野角H:178º,V:178º
表面処理非光沢
表示色10.7億色
機能FreeSyncYES
フリッカーフリー(ちらつき軽減)YES
ブルーライト軽減モードYES
HDCPYES2.2
HDR10YES
MPRTYES
PIP/PBPYES
信号入力コネクタDP 11.2 3840x2160@60Hz
DP 2NO
及び表示可能最大解像度HDMI 12.0 3840x2160@60Hz
HDMI 21.4 3840x2160@30Hz
HDMI 31.4 3840x2160@30Hz
音声イヤホン出力YES
スピーカー2Wx2
Power消費電力最大50W 通常35W 省エネ25W スタンバイ0.5W
AC パワーレンジ100-240V 24V 2.5A
電源ライトオン:青 スタンバイ:赤
環境条件使用温度条件0℃~50℃
使用湿度条件10% - 90%
外形/重量/機能外形寸法(スタンド無し)高424mmx横716mmx奥行51mm
外形寸法(スタンド付)高513mmx横716mmx奥行204mm
梱包寸法高500mmx幅785mmx奥行155mm
製品重量(kg)約6.7Kg
梱包総重量(kg)約8.6Kg
チルト機能マイナス5度からプラス15度
高さ調整NO
スイーベルNO
ケンジントンYES
VESAマウント100x100mm(M4×8mm)
※付属スペーサー必要
付属品HDMIケーブル(1.5m)、電源ケーブル、電源アダプター、マニュアル、保証書、VESAスペーサー
備考・ゲームモード:ターゲット有 タイマー無
・OverDriveオフ時:14ms 高:7ms 中:10ms 低12ms
・背面LED:カラーグラデーション点灯(オンオフ可能)

JN-IPS315UHDR製造は中国、デザインは日本

日本メーカーでありながら製造は中国というプロダクトはメジャーブランドでも多く存在しているのは既知の事実です。

ジャパンネクストもそれにもれず、日本でプロダクトを企画管理し、中国など海外で製造を行っています。

自分がジャパンネクストを信頼できるブランドと思える一番の理由は、私自身既に4年以上に渡って同社製品をトラブルなく毎日使い続けられていることにあります。

丸4年以上使ってきたJN-IPS2770UHDと、最新モデルJN-IPS315UHDRの比較

2018年5月ビックカメラ池袋カメラ・パソコン館で39,958円にて購入し、トラブルなく丸4年が経過しているJN-IPS2770UHD [27型 /4K(3840×2160) /ワイド]と比較してみます。

JN-IPS2770UHDと最新モデルJN-IPS315UHDRの背面比較

背面からの比較ショット。ムチャクチャかっこよくなってる…。LEDでレインボーに光るし。

4年まえの後ろ側って、こうして比較するとかなり殺風景。

うちの場合は壁際に置くので、全然問題なしですし、極限まで機能重視でコストを下げる施術が見て取れるので、むしろ好きになります。

そしてこの記事をお読みの半数以上の方には「同意」を頂けるのではないでしょうか。なんて。

JN-IPS2770UHDと最新モデルJN-IPS315UHDRのAC/DCアダプター比較

普段全く目にすることがない電源の比較画像。

どうでもいい部分でありますが、5年目突入した古い方(JN-IPS2770UHD電源)のデザインが自分は好きです。

JN-IPS2770UHDとJN-IPS315UHDRのスペック比較

2018年モデルと2022年モデルスペックを比較してみます。

商品名、型番JN-IPS315UHDRJN-IPS2770UHD
液晶パネルパネル種類IPS系IPS系
サイズ31.527
バックライトE-LEDELED edge Type
輝度350cd/m2350cd/m2(Typical)
コントラスト1000:11000:1
コントラスト(DCR)YESYES
画素ピッチ約0.182mm0.1554mm
解像度3840x21603840x2160
アスペクト比16:0916:09
応答速度(最大)5ms(OD)9ms(GtoG)
視野角H:178º,V:178ºH:178º,V:178º(CR>10)
表面処理非光沢非光沢
表示色10.7億色10.7億色
機能FreeSyncYESYES
フリッカーフリー(ちらつき軽減)YESYES
ブルーライト軽減モードYESYES
HDCPYES2.2YES2.2
HDR10YES
MPRTYES
PIP/PBPYESNO
信号入力コネクタDP 11.2 3840x2160@60Hz1.2 3840x2160@60Hz
DP 2NO1.2 3840x2160@60Hz
及び表示可能最大解像度HDMI 12.0 3840x2160@60Hz2.0 3840x2160@60Hz
HDMI 21.4 3840x2160@30Hz2.0 3840x2160@60Hz
HDMI 31.4 3840x2160@30HzNO
音声イヤホン出力YESYES
スピーカー2Wx25Wx2
Power消費電力最大50W 通常35W 省エネ25W スタンバイ0.5W最大40W 通常30W 省エネ27W スタンバイ0.5W
AC パワーレンジ100-240V 24V 2.5A100-240V 24V 3A
電源ライトオン:青 スタンバイ:赤オン:青 スタンバイ:赤
環境条件使用温度条件0℃~50℃5℃~40℃
使用湿度条件10% - 90%10% - 85%
外形/重量/機能外形寸法(スタンド無し)高424mmx横716mmx奥行51mm高360mmx横620mmx奥行51mm
外形寸法(スタンド付)高513mmx横716mmx奥行204mm高458mmx横620mmx奥行240mm
梱包寸法高500mmx幅785mmx奥行155mm高520mmx幅734mmx奥行140mm
製品重量(kg)約6.7Kg約5.5Kg
梱包総重量(kg)約8.6Kg約8.0Kg
チルト機能マイナス5度からプラス15度マイナス5度からプラス20度
高さ調整NONO
スイーベルNONO
ケンジントンYESNO
VESAマウント100x100mm(M4×8mm)100x100mm
※付属スペーサー必要

正直スペック的には、サイズ以外で大きな違いは無いと思えるものでした。

実際に2台並べて比較した印象から、良かった点、悪かった点、気づいたことなどを記述します。

JN-IPS315UHDR(2022)とJN-IPS2770UHD(2018)比較で分かった良いところ・悪いところ

新旧ジャパンネクストの液晶モニター実際に比較して分かった点を一つずつ見ていきます。

JN-IPS315UHDRが良かった点・画面サイズ

液晶モニター、大きさは正義でした。

27インチと31.5インチ画面の差は、数字で見るとそんなに大きな違いではないかなと思っていました。

2台並べるとこんな感じです。

一回り大きくなった、という感じでしょうか。

しかし実際に机に設置し、使用し始めると、この数値の差では測れない違いを体感しました。

パソコン用の液晶モニターの使用シーンは画面との距離が近いので、設置してみると想像よりも、大きく感じらます。

特にフルスクリーンで4K動画を見る時にその違いを目の当たりにでき、細かなディテールも見えつつ、画面の視野角が広がり、数字では表せない没入感がありました。

JN-IPS315UHDRが良かった点・画質

2018年から2022年の4年の歳月。

数値で表せない画質の違いを2台並べて比較してみました。

JN-IPS315UHDR(2022)のほうが、明らかにバランスがいい。

JN-IPS2770UHD(2018)の画質でも不満はありませんでしたが、2台並べると違いがありました。

ハイライトが飛びすぎず、暗所が暗すぎない。

JN-IPS2770UHDも設定を調整すれば、よくなるかもしれませんが、デフォルトでのバランスがイイのは明らかでした。

JN-IPS315UHDRが悪かった点・リモコンが無い

JN-IPS2770UHDにはリモコンが付属していましたが、JN-IPS315UHDRにはリモコンが付属しません。

えーと、リモコン、リモコン…って付属なしかい、って開封時なりました。

ジャパンネクスト製品の付属リモコンについてはアマゾンでも酷評をしている人がいるので、機能削減候補の上位に来てしまったんだと思われますが、自分にとっては必要最低限なボタン配列で好感が持てたんですが・・・。

今どきの液晶ってPCの電源に連動してOFFになるし、要らない人のほうが多いのかもしれません。

ですが自分のPCの環境では、モニターと接続するPCを数台切り替えて使っていると、日に数回はリモコンに触れます。

そしてJN-IPS315UHDR、最初は画面がやたら明るい。パラメーターMAX。

それを暗く設定するためにOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)メニューの項目選択、マイナスへ送って暗くする操作をこのボタンで行いますが、思いのほか大変でした。

スイッチ手前にあるネジ山をなんどスイッチと間違えて押したことか。

リモコンをなくすのであれば、OSDメニューのボタンをもう少し押しやすいサイズ、配置など、熟考頂けると嬉しかった、というのが素直な感想です。

時折使う内蔵スピーカーの音量調節にも、リモコンうちでは必須でした。

32インチ4K液晶モニターJN-IPS3201UHDRを11月25日(金)に発売

sRGB100%の広色域に対応で、2022年11月25日発売のシルバーを基調としたこちらのモニターなら、リモコンはなしでも大丈夫そうですね。

JN-IPS315UHDRは誰向けの商品?

sRGB100%の広色域に対応2022年9月発売になったJN-IPS315UHDRは誰に向けた商品、といえるでしょうか?

実際触れてみた私見をまとめます。

JN-IPS315UHDR(2022)をオススメしたい人とは?

2008年前後のCCFL(冷陰極管)液晶モニターの人には特にオススメしたいですが、既にLEDの液晶モニターの人にも、サイズアップでの買い替えをオススメできるモデルと言えます。

液晶モニターが古く、暗くなってきた、本体が熱い

LED以前の、CCFL(冷陰極管)液晶モニターの場合によくある症状で、さらに経年劣化が進むと表示ムラが出ることもあるので、そのような症状が出たらいい機会と思って、JN-IPS315UHDRへ切り替え検討オススメです。

古いパソコンの場合、HDMI出力が無いことも考えられますので、そのときは別途ケーブルが必要になるケースも想定されてください。

使用中の画面が小さいので(20インチ以下)作業がしにくくなってきた

以前は20インチでも十分と思えましたが、歳とともに小さい文字など視認が難しくなります。

老眼かな?と思える年齢になったら、老眼鏡をかける前にモニターを大きくすることを検討するのがオススメです。

ノートパソコンを繋いで大きな画面で作業したい

ノートパソコンにHDMI(またはサンダーボルト)など端子があれば、そこから映像出力が可能なので、JN-IPS315UHDRを繋いで大画面で作業ができます。

私自身、少し前のマック(MacBook Pro2014)からHDMI出力(30fps)で繋いでみましたが、一度に複数ソフトの画面を見られるので、とても作業効率が良くなります。

31.5インチ、大きすぎることはありません。

店舗でデジタルサイネージとして使いたい

本体サイズ、高さ約42センチ x 横幅約72センチあるので、店舗でのメニュー表示や日替わりの内容表示、動画を交えた広告画面として十分活用できるサイズ感と明るさがあります。

ただし24時間常時表示を前提とした製品ではありませんので、その点ご注意ください。

2022年、ベストバランスで安価に大画面にしたい、そして永く使いたい

削ぎ落とせる機能は削ぎ落としつつ、必要とされる最低限の機能を維持し、できるだけ安価に品質の良いものをお探しのあなたに最もオススメの一台です。

 

実売価格が4万円を切ってこのサイズにしてこの品質。

自分のようなちょっと特殊な使用環境(複数PC切り替え+時々スピーカー使用等々)でなければ、リモコンも不要でしょう。

既に4年以上同メーカーのモニターを使用しているJAPANNEXTアンバサダーの私が、自信を持ってオススメします。

 

JN-IPS315UHDR(2022)をオススメしない人とは?

ジャパンネクストの最新31.5インチ液晶モニターを自分が思う、オススメしない人。

現時点で思いつくのは以下ですが、またあれば追記・修正してまいります。

今27インチ以上の液晶を使っている人で更にサイズアップを検討している人(自分)

今27インチの液晶モニターを使っている自分にとって、31.5インチのJN-IPS315UHDRは微妙なサイズ、という印象でした。

今回まさにその比較をしたわけですが、たしかに画面が大きく、見やすくなることは間違いありませんが、作業スペースそのものは変わっていません。

ところが・・・

2018年製のIPSで4Kの27インチモニターを使っていたのですが、Windows拡大率175%と中途半端にしないと私の目にはきつく、一部レガシーソフトでは上手く表示できず『もう少しだけ大きいのが欲しい』とこちらをチョイスしました。

視野角は目を近づけて端の方を見ると多少暗くなりますがVAの液晶程は、個人的には気になりません。まあ、もっと高価で画質や色がよく4K 60Hz以上のフレームのものもあると思いますが、私は主に事務系で使うので十分以上に満足です。

2022年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入

今回の自分の比較とほぼ同じ人ですが、もう少しだけ大きいのが欲しいという方にとってはベストチョイスということに。

ここは今どんな使い方をしているかによって意見が分かれる所、という感じになりそうです。

ゲーミングモニターを検討している人

JN-IPS315UHDRは60FPSまでですので、ゲーミングモニターとしては不向きといえます。

パソコンラックの幅が716mm以下の人

JN-IPS315UHDRの実寸幅がより小さいパソコンラックを使っている場合は、先に別なパソコンラックを購入する、または別なところに置くなど検討してからにしましょう。

まとめと感想

ジャパンネクストは既に皆さんがご存知のパソコンメーカーと比べ後発のメーカーで認知度が無い上、とにかく安い。

そんなメーカーの製品、果たして買ってもイイものだろうかと不安だけがつのります。

しかし安さから気になって仕方がない。

安い=粗悪品、という既成概念があるけど、そうじゃないものも有るんでは…?という気持ちも僅かだけどどこかに。

自分がジャパンネクストの液晶モニターを購入したのが2018年5月のビックカメラ。

店頭に並ぶ各社の液晶モニターを実際に見て比較検討して購入。

それから今日まで使い続けて、それまでに使用していたDELLのモニターを比べて何ら遜色なく、

安くても永く使えてイイものは存在する

それを一人でも多くの人にお伝えできればと、JAPANNEXT利用歴5年目、アンバサダーになり情報発信しております。

実際に使い続けてきたこらこそ、忖度なく素のままに、伝えられることがある。

通常パソコン作業(事務・制作・メール)から趣味(動画視聴・ショッピング・軽めのゲーム)をそつなく、末永くこなしてくれる製品。

今では超高速フレッシュレートのゲーミングモニター、98インチ4Kの巨大モニターもラインナップされ、液晶モニターなら専業メーカーの「JAPANNEXT」という認識が広がりつつあります。

実際自分のモニターは既に5年目突入しますが、経年劣化や故障の兆候もなく、まだまだ現役で頑張ってもらえそうですので、引き続きアンバサダーとして色々なJAPANNEXT製品に触れ、記事にしてまいります。

JAPANNEXTアンバサダーとは?

このブログ、JAPANNEXTの液晶についてググった人が多く来るので、JAPANNEXTのサイトを自身で情報収集がてらたまに見に行っていたところ、アンバサダー・プログラムというページを発見。

まだ募集しているということで、ブログ記事の足しにできるかなと、軽い気持ちで申し込みました。

数日後に面談しますのメールが届き、ZOOMで一時間程度オンライン面談をして頂き、晴れてジャパンネクスト・アンバサダーとなりました。

商品を借りて、商品の使った感想を忖度なく実直に述べ、自分の場合はこのブログで記事にするのがアンバサダーのお仕事。

ということで、2022年9月発売31.5インチ液晶モニターJN-IPS315UHDRを今回はレビューさせて頂きました。

JAPANNEXTアンバサダーになり、このブログの記事は常にメーカーのチェックが入り、間違った情報を発信することは無くなります。

その代償として、悪いことは言えなくなる・・・なんてことにはなりません。

今回の記事も事前にチェックしてもらい、記載ミスの修正指示をもらった後に公開しています。

引き続き、あるがままに記事を投稿してまいります。

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