台湾の夜市と日本の縁日を比較してみた

日本では縁日になると、屋台が並びます。

普段は普通の道でも自動車を通行止めにしてお祭り気分で多くの人で賑わい、楽しいひと時。

でもそれは通常一年に一度だけ、2~3日程度の短い間だけです。お祭りはそれだから良いんでしょうし、それに慣れていますから寂しいこともないですよね。

台湾の夜市へ初めて行った時、日本の縁日に慣れていたせいもあって屋台がたくさん並ぶ様子はまさに縁日と同じような雰囲気。

写真で比較してみましょう。

日本の縁日の様子

上記は東京都内で、年に一度2日間の縁日の様子です。

縁日の通り、普段の様子

普段↑(ストリートビューより)はこんな様子。

梅雨の季節に開催されるので雨が多いんですが、この日は晴れたおかげでいつも以上に大勢の人でごった返していました。

日本の典型的な屋台が左右に隙間なく出店されていて、一車線行き違いの車道が車一台分程度の幅になってギュウギュウな状態になっています。

歩道も有る道ですが、歩道部分は屋台のバックヤード的なスペースで一応境界線があり、屋台そのものは車道のみ設置しています。

毎年こんな状況でも年に一度のこととなれば、混んでいることがわかっていても楽しい気分になれるのが日本の縁日です。

台湾夜市の様子

こちら(上の写真)は台湾第二の都市、高雄のメインスポット六合夜市。

早い時間に行ったときの様子なので夜市でもまだ明るく、道もまだ空いている様子。

この道は歩道と車道の境界がなく、道幅全てを有効に屋台を設置できるため、広めに道幅を確保できています。

先の日本の縁日に比べると、だいぶ広い印象です。

屋台も日本の縁日の屋台と比べて造りがしっかりしているのは、みな近くに住む人が出店しているため、そのままの状態で近くから移動してくるお店がほとんどだからです。

日本の屋台の場合、仮に毎日どこかで出店していても、屋台は車載して移動することが多く、小柄なテント作りのものがほとんどです。

この六合夜市は観光夜市なので毎日観光客が訪れ、縁日のような側面が有る一方、地元の人の食卓にもなっています。

屋台の裏方も見られる臨場感が楽しい台湾の夜市

日本の屋台の場合、裏側に回り込めないようなっていることが多いですが、台湾の夜市では屋台のウラに座れる席があったりするので、調理シーンを間近で見ることができるようなつくりになっているのが大半です。

縁日に慣れた日本人にとっては、とても新鮮で臨場感抜群、そしてその空間や雰囲気に溶け込める感じがいいのかもしれません。

撮影したい人に優しいのは日本?台湾?

日本の屋台ってまじまじと大きなカメラを構えて撮影しようとしたら怒られそう…って、ちょっと怖いイメージがありませんか?

台湾の屋台では、どこでも写真の撮影に慣れているのか嫌がるような素振りをされたことがほとんどないどころか、ある店先ではもっとよって撮影したほうがいいんじゃない?ってアドバイスさえもらえるほどです。

これは文化の違いかもしれませんが、どちらがいいかは言うまでもありませんね。

まとめと感想

縁日は特別な日。いい面もあり、悪い面もある。

いい面は縁日のワクワク感だったり、浴衣を着たりして非日常感があって楽しい側面は縁日ならでは。

でも特別なので料金も特別?という印象で焼きそばもたこ焼きもチョコバナナも縁日価格になっています。

ところが台湾夜市は毎日開催されているところがほとんどで、観光客が来る反面、地元の人も一定数食事をしたり、デザートを食べるような所。

日常のワンシーンですから、料金も台湾の日常プライスなので、安心して買い物ができます。