SIGMA DP2 Merrillで撮影した後は、出来るだけキレイにプリントまでのワークフローを自分のものにしたい。
素人なりに満足がいく結果を出せている自分が普段行っている工程と購入している資材のご紹介。
今まで購入してきたプリンターたち
家庭用プリンターといえば、インクジェットプリンター。中でもメインは染料系インクジェットプリンター複合機でしょう。
自分的には一度も欲しいと思ったことがない複合機のニーズがどうやって発生したのか、今持って不思議なのですが、これが主流となり、今時の若い子はプリンターをコピー機って言う子が結構います。確かにコピーも出来るので間違いではないですが、プリンターをコピー機と言うのは違和感を覚える世代の自分。
なので購入するプリンターはいつも単独のプリンター。最初は何も解らずアキバでお店の人に進められたHPのプリンターを購入したのはもう20年以上前の話。Power Mac7200と一緒に、スキャナーも購入してもろもろ50万円近くかかった。当時はほかに比較するものが白黒コピーや、高いカラーコピーのプリントだったので、HPのプリンターでも満足して使っていました。
その次に購入したのがEPSON PM-3000C。これでA3ノビまでプリントできるようになり、飛躍的にキレイで大きなプリントを出せるようになりました。
しかしカラーインクが一体型で黒のみ単体という組み合わせだったので、無くなり具合にムラがあっても容赦なく交換指示が出てくることに不満があった機種だったので、もっともっとキレイで良いものはないのだろうかと調べて行き着いたのが顔料系インクジェットのEPSON PX-5500。位置づけとしても家庭用というよりは業務用プリンターを家庭用へサイズダウンしたようなイメージで、家庭用のカラリオというブランドではなく、プロセレクションMAXARTのブランドからのA3ノビまでプリントできる機種でした。
当時はとにかくキレイにプリントすることにフォーカスしすぎて、顔料インク9色パック 型番:IC9CL3337が販売価格(税込) ¥9,180になることを気にもとめていませんでしたが、当然これは大きな負担になり、結局一番多くプリントするA4サイズのPM G-860を購入。
さらにA4白黒資料を多く出すようなときもあったのでOKIのA4モノクロレーザープリンターも購入。そして当時革新的だったアルプス電気のMD-5000で箔押しのシミュレーション、白印刷など特殊印刷を楽しんだりもしていました。
キレイに安く思い通りに色あせしない顔料系プリント
そして現在稼働しているのが、一番最近購入したEP-4004。すでに製造は終了しているようですが、これを購入した理由は、使いたい互換インクの型番対応でA3ノビまでプリントできる最新だったから。そのインクはこまもの本舗で購入できる互換顔料インクシリーズ。EP-4004は染料系インクのプリンターですが、これに顔料系インクを入れるという荒業を実現していくれるインクシリーズで、EP-4004プリンターを購入してから染料系インクは一度も使っていないという状況。
一般的な常識から言えば結構な冒険ですが、実は予めテストした上での判断。先に上げたPM G-860をヤフオクで中古を3000円でゲット。この時点ですでに修理にも出せないプリンターだったのでこれも賭けでしたが、このPM G-860も本来は染料系インクのプリンターでEP-4004と同じカートリッジ。そこでまずこの中古プリンターで互換顔料インクをテスト。すばらしい結果だったのでこれならA3ノビで!ということで最初はA3ノビまでだせる中古を探していましたが、EP-4004がWi-Fiも使えて現行モデルのわりには3万円台という安さで購入できたので、こちらを選択。いまに至っています。
PX-5500はすでに友人へあげてしまったのでそことの比較ができないんですが、顔料インクでのプリント結果、大満足でした。紙は染料系・顔料系OKのピクトリコ。これにEP-4004に顔料系インク6色をセットしてプリントした結果をPX-5500の結果と比較しても、おそらく引けを取っていないと思います。それぐらいキレイ、そして色褪せない。そして何より安い。
まとめと感想
こんなイレギュラーな使い方をしてる人って、少数派かもしれません。いや間違いなく少数派でしょう。でもってこっそり使っているんだと思います、みんな。
だって安くて、キレイで、イレギュラーでも言うことない状況を広めてインクの在庫がなくなったらどうしようなんて気持ちになったりするので。とはいえ、こうして公開してもまた読み来る人は少数派でしょうから問題なしです。
というわけで、DP2Merrillと、EP-4004と、こまもの本舗の顔料インクとピクトリコ。あとはPhotoshopなど画像処理ソフトで安くてきれいに、DP2Photoデータがプリントできるお話でした。
追伸
色味が若干マゼンタに転びます。うちの場合。なのでそれを想定して若干マゼンタ抜く方向にデータを転ばせてプリント。