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SIGMA fpの発表をみてSIGMAへの未練を吹っ切れました

2019-08-21

fpの発表のおかげで、SIGMAが開発するカメラへの想いはスッキリ消え去りました。

DP2 Merrillの次にdp0を買い、次どうしようかと思っていたら「fp」って…

え・・・なにこれ。

SIGMA fpの発表をYou Tubeで見たときに素直な第一印象。

そして全然欲しいと思えない。

なぜコメント欄であんなにも絶賛されている?

どんな人達が絶賛しているんだろう?

誰向け?

SIGMAのCameraといえばFoveonセンサーでしたが、まさかのベイヤーセンサー搭載のSIGMAカメラ登場

SIGMAにベイヤーセンサー搭載。

SIGMAを知らない、山木社長をしらない人からしたら、それがどうした?的なことでしょう。

でも、DP2 Merrillとdp0を持ち歩く自分にとっては、ショッキングというよりも「失望」というほうが合っている出来事。

泣きそうになるぐらいショッキングな事件。

レンズ単体商品なら十分に競合他社に勝負できているSIGMA。

ですが事カメラになると、売りになるのは他社には存在しない唯一無二のピクセルロケーションを持つFoveonセンサー。

その売りが、時流に合わせて競合他社と同じベイヤーセンサー搭載のカメラになった。

売りの部分が無くなり、同じ土俵での勝負となり、SIGMAなりに別な売りを求めた結果が今回の「fp」ということなんでしょう。

フルサイズミラーレス全盛になってきた2019年にSIGMAという会社がベイヤーセンサー搭載のカメラをプロデュースして出来上がったのが「fp」。

ソニーがすごい勢いで新しい製品を打ち出す一方で、数年に一度のペースで新しいカメラを打ち出すSIGMA。

「fp」はすぐ時代遅れになってしまうのでは…?

高価なフルサイズセンサーを載せた大人の工作的なカメラキットにしか見えないのは自分だけでしょうか。

dp0のquattroセンサーは失敗作だったことを暗に認めたSIGMA

2020年に登場するFoveonセンサーのカメラは4:1:1のクアトロセンサーをやめて1:1:1の新たなFoveonセンサーになることもfpの発表と同時に語られました。

1:1:1という今までのものに戻すという。

だろうね。って。

DP2 Merrillを買ったあとdp0 quattroを買った自分と同じような人には納得の結果ではないかと。

dp0がすごいのは、画角がワイドで歪みが無いというレンズの部分のみ。

暗所部分においてquattroセンサーは、Merrillセンサーの足元にも及ばないものでした。

こんなんじゃ解像度が上がっても、自分にとっては全く意味をなさない。

暗い部分はどうでも良かったのかと思えるぐらいに、何か別なものでも写り込んでいるかのようにグリーンのノイズが強く姿を現す。

えっ!?って。

DP2 Merrillのほうが良くない?!

F値が2.8(DP2 Merrill)から4(dp0 quattro)へ上がっているせいもあるんでしょう。

DP2でもグリーンのノイズが出ることありますが、dp0のほうが頻度が多すぎる。

自分にとってFoveonセンサーで撮影する楽しみだったのは、ISOを下げ(100~せいぜい400)三脚を据えて夜景を撮影。

それを不自然さの少ない美しいHDRフォトへ仕上げていくこと。

しかしその楽しみはquattroセンサーでほぼ消え去っていたのです。

あまりのノイズっぷりだったので直接SIGMA本社へ持っていきました。

動画も見せつつ説明して修理依頼。

およそ3週間後に全く問題なし、症状確認できず、正常です。と。

quattroセンサーがオーセンティックで優秀な出来だったならば、2020年に発売予定だった新製品にも同様の仕様になるはずです。

しかしそうはならなかった。

Foveon quattroセンサーが犯した重大な過ち

SIGMAのユーザーボイスを本当にしっかり反映させていたのだろうかと思ってしまう。

何を持ってユーザーの声を反映したのでしょうか?

SNS?ツイッター?フェイスブック?またはイベントなどでのアンケートでしょうか。

自分はSIGMAのカメラが大好きでしたが、SNSはほとんど利用しませんし、カメラ系イベントも参加したことがありません。

そんな自分はSIGMAカメラファンとしてマイノリティーなのかもしれません。

そもそもSIGMA自体がカメラメーカーとしてはメジャーではないですよね。

なのにメジャーなSNSの発言やメッセージを開発のキーワードとして取り込んでしまったのでしょうか。

誰が画質を犠牲にしてまでスピードを要求したのでしょうか。

誰が画質を犠牲にしてまでデータ容量の縮小化を希望したのでしょうか。

確かに遅いよりは速いほうがいいでしょうし、重いよりは軽いファイルのほうがいいでしょう。

しかしquattroセンサーはそのバランスを欠いていた、と言わざるを得ない状況が撮影したデータを後で現像するたびに散見されました。

DP2とdp0を持ち歩いた2週間でやっぱりMerrill

うすうす感づいていたんです。

でも後出しセンサーのほうが劣勢だなんて、認めたくない気持ちもあった。

ネットでSD1の中古品には敏感に反応してしまい、頑張ってもsd quattroは全く欲しいと思えなかった。

今回改めてDP2 Merrillとdp0を一緒に持ちあるいて2週間ほど街をさまよいシャッターを切りました。

日があるうちはdp0でも使用に耐えうる場合や部分があり、枚数的にはdp0で撮影したデータのほうが多かった。

しかし、撮影したデータを見比べるとやっぱりDP2 Merrillのほうが全然いい、全然楽しいと再確認。

本当にdp0が残念に思えてしまう。

DP0 Merrillが出るなら欲しいかもしれない。

まとめと感想

熱い気持ちをぶつけた投稿で一気にここまで書き上げてしまったので、後で冷静になってから読み返してより伝わるようにリライトかけつつ、イチSIGMAのFoveonセンサーファンの想いがここにあることをしっかり記憶しておきたいと思います。

基本SIGMAが開発するカメラへの気持ちは「fp」のおかげで消え去りました。

今回の「fp」は山木社長の道楽、思いつきで出来上がった製品なの?って思ってしまいます。

今までのSIGMA Foveonセンサー搭載カメラのニーズとはかけ離れすぎていた。

DP2 Merrillが素晴らしいだけに、dp0のquattroセンサーで撮影したデータをみて落胆のため息しか出ないここ数年。

そして「fp」でまさかのベイヤーカメラでとどめを刺された。

「fp」って本当に誰用?

現状ソニーが牽引するミラーレス一眼の波に対する作用反作用で生まれた「fp」ですが、激安でも欲しくない。

fpのセンサーは当然他社製(ソニー?パナソニック?)でしょう。

ソニーであればすでにα7Ⅳが出てしまった後のリリースでスペック負け状態でのデビューとなり、これを欲しがるのはまた別な種類のSIGMAオタクの変態ということなんでしょう。

fpを絶賛している人は本気でほしい!って思っているのだろうか。

ただ新しいことにいち早く反応した格好を見せたかっただけではないかと思ってしまう。

そしてを「fp」を生涯愛し続ける事が出来る人がいるとは到底思えない。

そういえば昔「fp」ってカメラあったね、ってカメラマニアが語る傍らで、自分はきっと死ぬまでDP2 Merrillが大好きです。

追伸 fp 想定内の価格

でした。思っていた感じドンぴしゃ。約20万円。

2020年に登場する?FoveonセンサーカメラがMerrill超えなるか。楽しみですね。

6000万画素超えをスピーチしていましたが、Merrill同様換算だとすると、2000×3で6000万画素超え?

であればMerrillとは数値上1400万画素しか変わらないことになりますが、さてどうでしょう。

追伸2 新しいフォビオンセンサーカメラの開発延期のお知らせ

株式会社シグマは2月8日、都内で開催されたユーザーイベント「fpフェス 2020春」において、2020年中の発売をアナウンスしていた35mm判フルサイズのFoveonセンサーを搭載したカメラについて、プロジェクトを一旦仕切り直すことにしたと発表した。

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1233968.html より

新たなフォビオンセンサー、楽しみです。

ただ解像度を上げるだけではないでしょうし、以前フォビオンセンサーが映像に向かないわけでもない、ということも発言されていた山木社長。

「裏面照射型フォビオンセンサーでソニーを超える超高感度で動画撮影もできるフルサイズミラーレス」的なの出たら…。

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