dp0のデータをLuminar2018でオーバープリセット現像の結果

豊島園の夜景をdp0+小さいゴリラポッドの三脚で撮影、それをLuminar 2018で現像してみました。
SIGMA PHOTOPROでの現像パラメータは以下。
[table id=9 /]
HDR寄りにX3 Fill Lightを0.9、彩度も上げ気味でSPPからまずはTIFF書き出し。
Luminar2018のオーバープリセットとは?
愛用しているフォトエディターLuminar2018にオーバープリセットというのがあります。
これは、プリセットから一度適用したフォトデータを元にして、そこから再度プリセットを選ぶなり、編集を加えることができるというもの。
同じプリセットを当てれば、通常100%の変化に対して、最大200%の効果を当てることができる。
そして以下がオーバーレイプリセットを一度適用(なので2つのプリセットを当てた状態)したデータです。
等倍表示すると、空の広い部分は、荒い粒子が出来てしまいましたが、全体として遊園地らしくかなり色鮮やかで華やかなビビットカラーになりました。
今回初めてオーバープリセットを使用してみましたが、これはかなり面白い感じに濃くしてくれます。
その時々の様子を内容合わせて演出を加える最高のツールとなる「Luminar2018」。
細かな設定をせずともこんな表現を出せるのは大きな魅力です。
SPP(SIGMA Photo Pro)Luminar2018とも、要PCのスペック
2つのフォトエディター、RAW現像ソフトはそこそこPCのスペックを必要とします。非力なPCでは特にdp0のRAWデータをSPPで現像するだけでも結構な遅さを感じるかもしれません。
フォト現像そのものが結構PCでスペックを必要とする括りの作業ですが、SIGMAのRAWデータは1枚で最大350MBを超えるというモンスタークラスのファイル容量になり、開くだけでもかなりの時間を要します。
そして次に使用したLuminar2018で一度目のオーバープリセットだけでも結構な計算を必要としている様子でしたから、CPUi7とか、メモリー8GB以上とか、あったほうが良いかもしれません。
まとめと感想
地下鉄の中吊り広告。
元は少し逆光気味な作業員フォトを、思いっきりHDRな感じにしている1枚。
背景にあるオレンジの煙突のような建造物周囲が不自然に明るくなっているそれを見てもHDRな現像の様子がよくわかります。
HDRが新鮮で印象に残ると思われているココ最近。料理で言うところの濃いめの味付けが主流という感じ(メトロはね)。
素材を活かした自然な味わいでは無いですが、濃いめの味付けが自分にとっても嫌いではない。
いずれ飽きるかもしれませんが、それも作用反作用で来るべくしてくる流れ。
まだまだLuminar2018をいじり倒せていないので、当分濃い目の味付けをよしとする傾向が続いて、もっともっと濃くして、色々な濃い感じをやり尽くしたところで、あっさり方向へ舵をとりだすのかもしれません。
そしてそんな素材を撮影する機材も当分SIGMA dp0 Quattroになりそうです。