JAPANNEXT(ジャパンネクスト)ってどこメーカー?
安価な中国や台湾メーカーよりも安かったりする怪しさ満点の27インチ4Kのジャパンネクスト モニター購入してみた結果を詳細にご報告いたします。
2018年に購入したので6年目(2023-12-09更新!5年と6ヶ月時点)に突入しました。
JAPANNEXT6年目の真実とは?!2022年最新モデルレビューはこちら↓↓
JN-IPS315UHDR実機レビュー JAPANNEXT 2022年9月発売、開封・設置・比較、今最もオススメのディスプレイ
JAPANNEXT、パッと見ジャパネット。ジャパンネクストです。でどこの国製?
安さゆえ疑わしい。そして名前はもっと怪しさ満点。
社名(ブランド名?)にJAPANが入ってる日本の真っ当な会社ってあっただろうか?
という疑問とともにあんなに安い製品を出しているってことは、JAPANを語って日本製品を匂わせつつ安心させて製品を売りつける魂胆では・・・?と勘ぐってしまう。
ジャパンネット銀行はPAYPAY銀行にかわりましたが、
JAPANNEXT(ジャパンネクスト)は正真正銘日本の会社でした。
ビックカメラとディスプレイの共同開発して言ってみればビックカメラのプライベートブランド的な立ち位置でビックカメラ各店舗で販売していました。
今ではアマゾンはじめ、ヨドバシカメラなどビックカメラ以外の家電量販店でも取り扱っています。
社長さんは若い頃から日本大好きフランス人のベッカー サムエルという方で、なるほど会社名に日本を冠することにも納得です。
創業時は電子パーツやアクセサリー輸入と日本のビデオゲームやカメラの輸出に為替などが主な事業だったそうですが、ふとベッカーさん、思ったそうです。
日本のものづくりに憧れて日本に来たのに、自分は何もつくっていないじゃないか!
by ベッカー サムエル JAPANNEXT CEO
それから自社で作った製品を自分で勝負するビジネスへ大きく舵を取り、それまでの事業すべて売却し、元々好きだったテレビやディスプレーの企画・生産・販売する会社にしたそうです。
大好きだからこそ、いいものを受け入れられるプライスで勝負にでた、というわけだったんですね。
↓↓ いま一番売れていモニターがこちら「JAPANNEXT 43インチ」最新スペック ↓↓
↑↑※https://pc.watch.impress.co.jpの記事より
改めてビックカメラ パソコン館で実物を見に
とりあえず怪しい会社ではないことがわかったものの、改めてビックカメラでちゃんと実物を見て決めたい。
他社メーカー同等の液晶モニターと比べて、スペックの数値で一番開きがあったのがコントラスト比でした。
例えば他社製品最近のものでコントラスト比5000:1(DCR オン時80,000:1)、みたいな数値のところ、このJAPANNEXTの液晶モニターではコントラスト比1000:1。
iPhoneに至っては、iPhone12の時でコントラスト比は2,000,000:1で2000分の1のスペックで愕然とする違い…大汗。
これがどれだけ影響するのか調べても文章ではよくわからなかった。
池袋のビックパソコン館で実際の商品を見てみたところ、暗いこともないし、色が悪いこともなし。
店頭で多少なり名の売れている競合他社の製品と比べてもなんら遜色が無いことを確認。
あとは寿命がどの程度かってこともあると思いますが、ビックカメラ共同開発…ということであれば、イメージを悪くする粗悪な製品ではないはず。
最初は27インチWQHD(2,560×1,440ドット)で4Kよりは画素数が落ちるけどこれで十分と思いましたが、iPhone4Kムービーのことを思い出しここはやはり27型ワイド 4K 液晶ディスプレイ 狭額フレーム AMD freesync UHD PCモニター JN-IPS2770UHD ブラックに決定。
在庫があったので27インチモニターそのまま持ち帰ることにしました
今どきの液晶モニターって、大きいけど、えらく軽いですね!
大きいと言っても箱は27インチというサイズの割にはコンパクトな印象でした。
ビックパソコン館を出て池袋駅東口から東武東上線の改札をくぐりホームまで、そんなに苦なく持ち歩いていけました。
外観比較(DELL23インチとJAPANNEXT27インチ)
さあ、23インチのDELLと比べてどれ位大きくなるのか?!
お・・?意外と大差ない?
画面部分を重ねてみたらこれぐらいの違い↓↓
23インチ=58.42センチ。
27インチ=68.58センチ。
4インチの差=10.16センチの差で、その対角線となる違いって並べてみるとこんな感じでした。
さらにJAPANNEXTのほうが縁が半分以下の細さになっていることもあり、全体的なサイズとしてはそう変わらな感じに見えるんでしょう。
思ったよりも大きさの違いがないところで4K解像度にしたら、今までのサイズで慣れていた様々なソフトのインターフェイスが小さくなります。
それを考えるとこのサイズで4K解像度設定でのデスクワークは、画面が小さい、ということになりそうです。
接続部分比較(DELL23インチとJAPANNEXT27インチ)
DELL23インチの入出力端子
まずはDELLから。アナログ入力端子デジタルの端子まで3種類の入力ポート。DELLの裏面ケーブル接続部分。この当時はまだHDMI端子はなかったようです。
USBをパソコンと繋げば、USBのハブとしても機能します。
JAPANNEXT27インチの入力端子
そしてJAPANNEXTのモニター裏面はシンプルな4つの入力用ポートが並んでいました。
設置してモニター正面からケーブル接続しようとすると、結構大変なので、先にケーブルを繋いだほうがいいかもしれません。または下から手鏡で覗きながら繋ぐかです。
スピーカー内蔵しているので、付属のリモコンでもボリューム調整OK。
JAPANNEXT27インチのリモコンサイズと機能
サイズは自分の手(普通の大人の手のサイズと思う)と比較でこんな感じです。
ボタンの表示から機能的なものはある程度把握できるでしょう。
電池は単4が2本同梱されていました。
まとめと感想
新しいデバイスでいろいろと設定を変えないとならない部分があったり、新しい環境になれるまで時間がかかると、今回はとくに不具合や不満があったわけではないので、前のままでもよかったのに、なんて思ってしまいます。
子供へお下がりでこのモニターを渡すならグレードアップをはかろうというぐらいだったわけで、だったら4K解像度が可能でも以前のままのHD解像度(1920×1080)で表示してればいい話。
なのですが、実際4Kにしたことでデメリットありつつも、いろいろメリットがたくさんありましたので、そのあたりのことはまた近々別な機会に投稿したいと思います。
いやーー4Kいいです。
そして本体が軽いのも結構なメリットですね。
追伸2019年1月
DELLのモニターからJAPANNEXTにメインを切替え早半年以上経過しました。
サブモニターがDELL20インチ(1600px ×1200px)で、Windowsのメニューバーなどサイズ感的に丁度いいので、そこへ合わせるべくJAPANNEXTのメインモニターの設定は(2560px ×1440px)にしてベストセッティングで落ち着いています。
最初は4Kを生かしたい気持ち満々だったので(3840px ×2160px 推奨)で、拡大縮小とレイアウトを150%にしていましたが、使っているアプリによっては150%の設定にならない部分が多々あり、(2560px ×1440px)で拡大縮小とレイアウトを100%にすることでそれらの問題はクリアできました。
ここで気になる点、(3840px ×2160px 推奨)でない(2560px ×1440px)の設定にしたときにアプリやフォルダアイコン、そしてなによりそれら名称のテキストがボケた感じの表示にならないか?という点。
27インチの液晶表示部分のサイズを測ってみると、およそ幅596ミリ高さ334ミリ。ということは596ミリの中に3840個の四角が横に並び、2160個の四角が縦に並んで表示がなされていることになります。
596÷3840=0.1552083333333333ミリ
334÷2160=0.1546296296296296ミリ
定規を当てて測ったのでピクセルの縦横サイズが0.0005787037037037違ってしまいましたが、1ピクセルの縦横サイズがおよそ0.155ミリということになります。※163PPI
その細かさで推奨ではないサイズ設定の表示では、ボケているんんでしょうけど、目視でまるで気にならないレベルでした。
おそらく今後もこのままの設定がベストであることに変わりはなさそうなので、27インチの解像度的にはJN-IPS270WQHD(2560px ×1440px 推奨)モデルでもOKかもしれません。※このモデルは入力端子がHDMI×1、DP×1、DVI×1
その他、ジャパンネクストの商品ラインナップはこちら
追伸~2019年4月 JAPANNEXTの色味について
クリエイターさんには大いに気になるところでしょう。
自分はもともとマックユーザーでCRTモニターのときからパソコンを触っているので、かれこれ20年以上モニターを見て印刷物の制作で使っています。
そんな自分がJAPANNEXTのモニターを今はWindows10で使用そろそろ1年が経過しようかというところ。
その前はDELLの23インチだったわけで、EIZOなど色がいいとされるモニターは使っていませんでしたが、JAPANNEXTのモニターでのDTP作業に全く問題なく、不満なく使えています。
今までEIZOしか使っていないという人には、ここの感想は役に立たないかもしれませんが、一般ユースではJAPANNEXT問題なしでおすすめです。
You Tubeで吉田製作所さんが「JAPANNEXT駄目です!」って、全力でディスってましたが、ここは主観による違いとか、たまたまひどい型番だったのか。別な何かと比較して劣っている所があったのか、何にしても自分には、そうですか、って感じです。
自分が購入したジャパンネクスト製品は全く問題なしという結論。
追伸~うちのPCをスペック
グラフィックボードはNVIDIA GeForce GTX 1060 6GB。
CPUはAMD FX-9590 (8コア)で水冷必須な頭脳。
メモリDDR3の16GB。
以下にPC更新!
グラフィックボードはNVIDIA GeForce RTX 3060 12GB。
CPUはAMD Ryzen 7 3700X。
メモリDDR3の32GB。
これでNetflixのレギュラープラン(4Kではない受信契約)を見ていると4Kでの契約ではなくても、なんだかアップコンバートしてる?って感じにキレイに思えてしまいます。
今の所手放しでおすすめできる、ノングレアで反射なしの良いモニターですね。
追伸~内蔵スピーカーについて
モニターの背面にスピーカーが内蔵されているので、HDMIで繋げばそれだけで音が出ます。
音質はお世辞にも素晴らしいとは言えないおまけ程度な感じのこもった音質になります。
とはいえ。
PCにチューナーを内蔵しているので、テレビのニュースや情報番組を見るような使い方なら、内臓なので場所も取らずに何ら問題なく使えるでしょう。
追伸~2020年5月
そろそろ2年になります、我が家のJAPANNEXTのモニター、27インチ4K液晶モニター。
まだ2年ですからね。
まだまだ頑張ってもらいたいですが、今の所全く問題なしです。
リモコン信号が・・・
一つ我が家の問題で、自分の部屋の照明がニトリの激安照明なんですが、この照明のリモコンとJAPANNEXTのリモコンの信号が・・・かぶっていました。
照明電源とモニター電源の信号なので、両方に届くようなところで押すと、あれ?液晶電源落ちてる?なぜ?となって、あるときそのことに気づいた次第ですが、基本問題なく使えていますのでOKです。
追伸~2021年12月
そして2021年の師走。
DELLのサブモニタがさすがにそろそろ交換時期を迎えそうですが、
まだまだぜんぜん現役のJAPANNEXT27インチです。
追伸~2022年2月
購入から4年が経過しようとしていますが、購入時と変わらずにメインモニターとして活躍中。
というわけで実家でのPC用に28インチ4K購入、こちらもイイ感じです。
安く、大きく進化を続けるジャパンネクスト。
液晶モニターなら、日本大好きフランス人社長のJAPANNEXT。これからも要チェックです。
追伸~2023年12月
少々時間が空いてしまったので、この追記をしている時点でまる5年と6ヶ月が経過していました。
ここまで来たらもう、十分元取った感じもありますが、いやまだまだ頑張ってもらいたい。
で、この5年を過ぎて実は表示に一部変化が現れてきました…
周囲20mmの淡い色味の変化
画面すべてを白いキャンバスの表示にすると、周囲20mm程度でしょうか、淡いピンクになってきました。
普段デスクトップピクチャを暗めに使っていると全く気づきませんし、ネットブラウジングも画面全体表示では使わないので、私の通常使いの範疇では、ほぼ問題なく使えてはいます。
では何で気づいたかと言うと、Adobe Illustratorを使った時。
画面ほぼ全体を白いキャンバスにするタイミングがあるのは、Illustratorでこれから制作するって時で、そのときにあれっ?って。
白いはずの画面周囲がピンクになってきている…と。
どの程度ピンクかというと、いちご牛乳をさらに牛乳で3倍以上にうすめた感じで、それが周囲20mm~30mm程度のところでグラデーションになって徐々にピンクになっている感じです。
液晶画面の周囲がピンクになってきたので、買い替えたいか
さて先に上げた程度の変化ではありますが、5年以上使ってきて買い替えたいか?と聞かれたら、まだこのまま行きたいと思っています。
普段仕事でもプライベートでも使っているので、仕事でIllustratorやPhotoshopなど画像処理の際には間違いなく影響があります。
とはいえ、とはいえですよ、27インチって結構大きいんですよね。
その周囲20mm~30mm程度に目をやったときに、そこが多少淡いピンクになっていても、今のところストレスや不都合を感じたことはほぼありません。
iMacだってピンクになっていく?
勤務先にiMac2015年の27インチモデルが2台あります。すでに8年経過していることなりますが、そのどちらも同じく周囲がピンクになっています。
8年経過ということもあってか、我が家のジャパンネクスト製品よりも濃いピンクのグラデーション。
ということはうちも段々と濃いピンクになっていくのかもしれませんが、このiMacはDTPの現場で使われているので、やはり影響があると思いますが、周囲30mmのところで厳密な色をチェックすることを必要とするスタッフは今のところ皆無で、問題なく使われています。
LG電子製の液晶画面
以前SSD化改造をするのでiMacをバラした所、液晶がLG電子製だったことをよく覚えています。
デジカメのCMOSセンサー同様に、液晶画面を作れて供給できるメーカーは限られてくるでしょう。
我が家のジャパンネクスト液晶はバラしたことはないですが、LG電子製かもしれませんし、ほかかもしれませんが、いずれにしても自社製造ではないでしょう。※もしそうだったらジャパンネクストの人、ご指摘ください。
27インチ4K超え液晶では、このようなケース(ピンクになってくる)は必然なのかもしれません。
10年目指して使い続けます
というわけで、今この記事の追伸もジャパンネクストJN-IPS2770UHDで綴っています。
モニターアームに台座を付け替え、さらに快適環境になりましたので、まだまだ頑張ってもらいます。