「デアデビル」、「パニッシャー」と、映画にもなったMARVELのヒーローたちが、Netflixのドラマで新たなヒーロー像となって帰ってきた。
家族が全員犠牲になった元米兵フランク・キャッスル
パニッシャーことフランク・キャッスル。Netflixでの初登場はデアデビル シーズン2。デアデビルはどんな悪党でも決して命を奪わず、更生させるために悪を成敗するヒーロー。
そこに登場したパニッシャーは、悪とみなせば容赦しない元海兵隊。街を戦場に変えてしまう。
パニッシャーには何も期待していなかった
Netflixで展開されるMarvelシリーズ。デアデビルに始まり、ジェシカ・ジョーンズ、ルーク・ケイジ、そしてアイアン・フィストでフィナーレはそれまでの4人のダークなヒーローが集結したディフェンダーズ。
そしてディフェンダーズで大盛り上がりのあとに来たのが、パニッシャーのシーズン1。
デアデビルのシーズン2で登場した元海兵隊のヒーローが主役のドラマって、正直なんの期待もなく、それまでのMarvelドラマを見ていた流れで仕方なく見るか・・・という感じでした。
そして一話では髪の伸びたフランク・キャッスルが、建築現場で大きなハンマーをひたすら振り下ろすシーン。ディフェンダーズを見終えたあとに、元海兵隊の地味なヒーローが建築現場でハンマーを振り下ろすだけのシーンばかりって、もうだめだ、見ていられん・・・。
何気なく一話の続きを見だしたパニッシャーが想定外に
パニッシャーの1話を途中で投げ出して一ヶ月以上が経過していた。
他に見るものもなく、なんとなくまた見始めたパニッシャーのシーズン1の第一話。後半も後半で、パニッシャーが突然帰ってきました。そして2話目からの展開は全くの想定外。それまでのMarvelシリーズを飛び越えてドハマリするなんて・・・。
パニッシャーことフランク・キャッスルは、今までのヒーロー像という概念にはないリアルな人間臭いキャラクターになって迫ってくる。時に自分の家族の自慢を語りあう父親であり、親友を思いやる男であり、友人の家族を心から心配する見知らぬおじさんであり、その全てにハマった。そして一話一話を見るのが楽しみであり、見終えてしまう先が不安でもあった。
Netflixは紹介できないけど、語りたくなる
そんなドハマリして、時に涙しながら見終えたパニッシャー。とくに親父世代にはグサッとくるものがあるんじゃないかと思う。
でもって、そんなふうに熱く語ってもNetflixは紹介ができない。紹介して紹介料を報酬として得られるほか全てのVOD、Hulu、U-NEXT、dTV、などのようにASPへ広告を出していない。だから紹介料を目当てに記事を書けない。
それでもこうして語りたくなり、書き留めておきたくなる。それぐらいに熱かった。
まとめと感想
ペイジ:「彼は周りの人を傷つけるの・・・身体的にじゃなく心を傷つけて、打ち砕く。」
フランク:「悪いがそれがどうしたって?」
ペイジ:「そんな人とは一緒に生きて行けない。」
フランク:「そうなのか?俺はいかれてるらしいから大したことも言えないんだろうけど、今まで聞いた中で一番クレイジーな話をしてやるよ。 自分を傷つける人間ってのはそれだけ自分に近い存在だからだ。自分の中に入り込んできて 心を引き裂いて二度と立ち上がれない気分にさせやがる。俺は、俺はもう一度妻にそういう気分にさせてもらえるんなら、ここで腕をきりおとしったて構わない。あいつは心を打ち砕くだけじゃない。むしり取って切り裂いて、踏み潰して犬の餌にしやがる。マジで容赦なく痛めつけてくれたよ。 だがもう二度とない。あんな思いは二度とできない。 戸惑ってるんだろうが、あんたはその思いを感じてる、全てを持ってる。だから手放すな。二本の手を使ってしがみつけ。わかったか。わかったら今すぐNetflixの無料体験に申し込んで見るんだ。続きはそこで会った時に話してやる。さあいけ!」
※デアデビル シーズン2 11話 「38口径」から抜粋