正直、使いこなせていなかったと思います。
デュアルモニターっぽいけど別PC、別OS
Share Mouse Proとの出会いはこんなタイトルの一通のメールでした。
[ベックル:2018.05.02] マシン間のファイルコピーも簡単。複数台のパソコンをひとつのマウス/キーボードで快適に操作できる共有ソフト
すでに自宅PCにはPC切替器をつけていましたが、同時に2台起動することはほとんどなく、マシン間でのファイルコピーをするとしたらAirMac ExtremeにUSB接続しているmacのフォーマットで初期化した外付け共有HDDを通して行っています。
マックのフォーマットでも、AirMac Extremeに接続してLANまたはWi-Fi経由で接続するため、マックでもWindowでも共有ができてとても便利で、今でもそれを使い続けています。
メンテナンスもマックでできるのがこれまたGOOD。
ところがこのシェアマウスプロをWindow、macへインストールすると、インストールしたPC間、mac同士でも、Window同士でも、Windowとmacの混在でも、マウス操作で画面を移動するだけでファイルのコピーが完了します。
初期バージョンではコピーに若干時間がかかっていましたが、バージョンアップを重ねてスムーズにコピーが完了するような感触になりました。
Serverを経由せず異OS間でもデータコピーが楽々になる
メインのWindowで最初にShare Mouse Proをインストール、シリアルナンバーでアクティベート完了。
ほかのPCではインストールのみで、同じネットワーク内に存在すれば、Share Mouse Proが勝手に操作を共有してくれます。
モニターの位置は、設定から変更し、メインPCでの画面の右に普段持ち歩くMacBook Airの画面を置く、など設定すれば、Windowのデスクトップになるファイルを右へずーーっとドラッグして移動することでmacへのデータコピーが完了します。
そして逆にMacBook Airのファイルを左へずーーっとドラッグ移動でWindowへのコピーが同様に完了です。
Serverを通してデータの行き来をすることに比べたら、この便利さだけでも結構すごいですが、Share Mouse Proの凄さはそれだけではありませんでした。
双方で操作できる便利さで、想定外な操作も可能
MacBook Airでは、マウス以外にトラックパッドをよく使いますが、MacOSでSafariなどトラックパッドで操作するとき、縦スクロールの慣性でスゥーっと上へ下へと移動する感じがなれるととても楽な操作になります。
最近のwindowsでも慣性スクロールが搭載されているようですが、ここはmacのほうがスムーズで、自宅windows10PCでは、時折ペンタブレット使うものの、トラックパッドで操作することは皆無でほぼマウスでの操作のみになっていました。
Share Mouse Proが便利なのは、インストールした全てのPCが操作可能な端末になるところ。
なので、MacBook Airで操作をしていながら、共有しているメインPCがの画面へカーソルを移動すれば、MacBook Airから自宅windowsPCも操作でき、トラックパッドで慣性スクロールのブラウジングができてしまうんです。
これって結構想定外な挙動だったので、すごいこと考えるな!と。
9台のパソコン VS 1セットのキーボード&マウス
Share Mouse Proは最大9台までインストールできるので、9台のパソコンがあれば、それらを操作するのにマウスとキーボードが一つだけあればいいのです。
しかし9台をきっちり並べて全部を見渡せるような状況を作っている、またはすぐに作れる人って少ないでしょう。
自分だって数台PCあっても同時には操作しませんし、起動もしていません。
モニターアームを使って、上下左右にモニターをmac、windowsのPC画面敷き詰めて操作したら、それだけで話題になりそうな動画を撮れそうです。
ここでも便利なのは、コピーペーストも操作しているキーボード操作でできるので、例えばmacで⌘(Command)+Cでコピー、windowsへカーソルを移動してそこでもmacからの操作なら⌘(Command)+Vでペーストが完了。
逆もしかりでwindowsで操作していれば、コントロール+C→コントロール+Vでマックの画面でもペーストが出来ます。
Share Mouse Proを使わなくなった訳
そんな超絶便利なShare Mouse Proですが、今ではすっかり使わなくなってしまった。
それは嫁が1台のPCを常用することになったのがきっかけ。
いつも隣に置いていたmacを別な部屋へ移動し嫁が使うことに。
設置を終えてさぁ、どうぞ。
そんなある日の出来事。
あれ?カーソルどこいった?んっ!?勝手に移動しとる~~!?
操作を取り戻そうとしても別な何者かと操作を取り合う事態に!!
ハッカーめ!負けてたまるか!!
なんてことではなく。
そう、その別な何者かは嫁以外の誰でもなく、Share Mouse ProをセットしたPC同士でカーソルの取り合いになっていたのです。
すぐさま嫁のPCのからシェアマウスを削除・機能停止。
嫁はなんだかマウスが調子悪いみたい、程度だったので、面倒な説明をしないで済みました。
まとめと感想
一瞬PCをハッカーに乗っ取られたか!?と思ったShare Mouse Pro。
「カーソル勝手に移動事件」のあと、すっかり使わなくなってしまいました。
しかし自分のメインPCでアクティベートしているのでそのまま放置で、起動したらこの通りこの1台のみ、だれともマウスをシェアすることなくいつも起動しているオンリーマウスなShare Mouse Proのお話でした。
と、ディスるためにアップしたかったわけではなく。
便利なのは間違いないのですが、自分のような使う人がポンコツだと、ポンコツな結果を招くのでしっかり使い方をイメージしていただいてからのほうが良いかなと。
今日もPCを起動、そしてShare Mouse Proを終了して、はい作業開始。
追伸 アンインストール
結局今のところ2台起動してマウス、キーボードの共有を必要とする機会が減ったので、一旦認証解除→アンインストール。
使っていないソフトで起動項目に常駐系のものは害でしかない、という認識なので、またいつか必要になるときがあるまでは一旦さようならです。
追伸 その2 パソコン引っ越しで大活躍
先日パソコンを買い換える知人のサポートで、外部ストレージが無くデータの移動で共有かけて移動しようとしたらうまく行かず、シェアマウスのことを思い出し新旧2台のPCへインストール、古いパソコンから新しいパソコンへデータの移動が無事完了できました。
こんな使い方は想定していませんでしたが、かなり便利な一幕だったのでメモ。