2017年、売れに売れてたクラフトボス・ラテ。品切れが数ヶ月に及び、売り切れで店頭から姿を消す飲料って、ここ最近ではとても珍しい状況でした。
店頭で見かけなくなった直後、まだ駅の自販機にあった自販機用サイズ(280ml)のクラフトボス・ラテを買えるだけ買って帰ったものでした。
そして在庫復活の2018年、現在でも売れているクラフトボス・ラテですが、これ以上購入するのをやめることにしました。
サントリークラフトボスラテ100ml中、砂糖はどれぐらい?
原材料
牛乳(国内製造)、砂糖、コーヒー、乳製品、デキストリン/香料、乳化剤、カゼインNa
原材料は多い順に記載されています。
砂糖が2番めに多い原材料で出来ているクラフトボスラテ。
成分表からクラフトボスラテ500ml中の砂糖の量は、おおよそ20グラム程度ではないかと思われます。
平均的な角砂糖1個当り、約3g~4g。
小さじ1杯が約4g(角砂糖(グラニュー糖)の場合)です。
ティースプーン1杯分で約3gです。
ファミレスのスティックシュガーが4gとして、それを5本程度入れている、という感じでしょう。
成分・特性
- エネルギー(100mlあたり)30kcal
- たんぱく質(100mlあたり)0-1.5g
- 脂質(100mlあたり)0-1.5g
- 炭水化物(100mlあたり)5.1g
- 食塩相当量(100mlあたり)0.13g
- カフェイン(100mlあたり)約30mg
- カリウム(100mlあたり)約70mg
- リン(100mlあたり)約20mg
サントリークラフトボスラテ100mlあたりの炭水化物は5.1g。
この5.1gの内訳が砂糖とデキストリン。
成分表には炭水化物としか記載なく、砂糖とデキストリンの割合は不明。
なので、ボスラテ500mlでは、砂糖とデキストリンを合わせて25.5g。
身体の反応に従ってやめました
クラフトボス、クラフトボス・ラテの特徴は何と言っても薄いこと。
ラテっぽいコーヒーでうっすいのはがぶ飲みコーヒーってありますが、それよりもまろやかな飲み口で、そしてボトルがおしゃれなデザインなことも奏して男性だけでなく、女性にも好まれる、薄くて飲みやすいコーヒーというポジションがとても新鮮でした。
しかし今回、クラフトボス・ラテを飲んでいて、自分の身体の反応に気づき、それはひょっとしてこのクラフトボス・ラテのせいか?と思えるタイミングが重なり、そのことを意識しながら飲んでいくことで確信となりました。
痰(たん)がからむ成分含有
原材料名の並び順は、含有量が多い順に表記されています。
よって多くはないかもしれませんがクラフトボス・ラテ原材料の一番最後に「カゼインNa」と書かれています。
何のための原材料なのかは最後に記載されていることもあって大して気にせず飲んでいました。
そんなクラフトボス・ラテを2日に1本程度飲んでいたある日のこと。
やけにタンが絡むことに気づいたんです。
喉の奥の方で切れないような、たんがしぶとく引っかかっている状態。
ポンコツな親父ですから、日常あるあるな今日このごろとはいえ、その頻度が間違いなく増えていた。
そしてそのことがストレスにもなり、なにより辛い。
咳き込んでも解消されず、結局時間の経過ともに薄らいでいくものの、解消されるまで結構辛い状態が続く。
カゼインNaの正体とは
カゼインナトリウム=カゼインNa。
人乳に約1%含有されているというカゼイン。それにナトリウムが加わっている。
牛乳を温めると表面に膜ができる。それがカゼインらしい。
それにナトリウムが加わっているのがカゼインNa。
としても結局良くわかっていませんが、これを今回のような飲料に含有する目的は、乳化剤としての役割が主のようです。
カゼインNaの前に乳化剤も記載がありますが、それだけでは今回のクラフトボス・ラテでは事足りなかったのか、ほかの用途としてカゼインNaが具体的にどう必要だったのかはよくわかりません。
ちなみに乳化剤は水と牛乳を分離しないようするためのもの。
例えば自分でカフェオレを作る時、熱いコーヒーにミルクを注いで、適宜砂糖を入れる。そしてそれを1時間以内に飲み干す。
そんな状況であれば乳化剤など必要としませんが、ペットボトルで売られるということは、そのまま店舗に陳列で1ヶ月。
冷蔵庫に入れて冷やした状態で一ヶ月など時間をかけて売られるようになる。
クラフトボス・ラテは売れているのでもっと回転が早く陳列期間短いかもしれませんが、賞味期限は半年以上になります。
そしてクラフトボス・ラテのペットボトルは他のコーヒーに飲料に比べて中の様子がよく分かるようになっている。
多少でも分離固形化が許されない状況で、店頭に並んだとき商品に不備があってはならない。
飲む前からクレームにならないように安全マージンとして乳化剤、ほか添加物を多く入れていることがあるかもしれない。
もちろん日本の食品法の範囲内で。
「BOSSは手間を惜しまない」の内訳
ラベルにはこう書いてあります。
「本当に良い豆か。旨味を引き出しているか。ブレンドは最適か。200を超える工程で職人の目が光る。手間を惜しまない。BOSSのクラフトマンシップがつまったおいしさです。」
お客様に美味しいものを提供するためのチェック項目として200を超えるものがある一方、製品に対するクレームがないようにするための食品添加物をどの程度入れるか、何を入れるかというプロセスのほうも手間を惜しんでいないことでしょう。
しかし、飲む人皆にとって100%健康を害することがない飲料に仕上がっているかと言えばそうでは無かった。
少なくとも自分にとっては飲み続けることにリスクを感じたわけです。
まとめと感想
在庫はどの店舗でも確保できるようになったクラフトボス・ラテ。
それに喜んだ自分も早速購入、寒い冬でも週3回以上は飲んでいたかもしれません。そこへ自分の身体が起こした反応。
もともと原材料はチェックして購入する癖がある方なので、カゼインNaも何度も目にしたことがありましたが、今回改めてググってみて、それ自体多く摂取することが自分にとってはリスクのあることを身をもって知った次第です。
だからと言ってクラフトボス・ラテが危険な飲料ということでは全くない訳ですが、少なくとも自分にとっては好ましくない反応を引き起こすことがあったということは、まぎれもない事実なのです。
もし自分と同じような症状に思い当たるフシがあれば、クラフトボス・ラテから少し距離を置いてみる。
自分でコーヒーをドリップなんて面倒なことしないまでも、原料がコーヒーのみの商品を選び、それに適量のミルクまたは豆乳など入れ、好みの量の砂糖(糖尿病のになるリスク軽減のためできればグラニュー糖以外の黒糖など)を入れて、自分だけの、できるだけ身体に負担をかけないオリジナルラテを作ってみてはいかがでしょうか。
あとは極力添加物が少ない、または添加物0(ゼロ)のカフェオレ飲料を買うかとか・・・。
カゼインNaが大好きなら別ですけどね、ってそんな人いないか。