主に2Dグラフィックデザイン業界標準的なソフトウェアといえばAdobeですが、デザイン統一なしの状況が続いています。
誰しも気づいているが、大したこと無いと思っているAdobeのあれ
WindowsでAdobeアプリを3つ起動し、ずらして重ねて表示してみました。
上部メニューバー一番左に表示されているアイコンの比較ですが、Illustratorが文字のみ「Ai」でDreamweaverも文字のみ「Dw」に対し、Photoshopはアプリのアイコンと同じ枠付きデザインになっています。
で、ほかも起動するとこんな様子で、どちらかに別れます。
Dimension
メニュー上部は白くなっています。
Dimensionはバージョン2019になっても、メニューバーのアイコンがガタガタになっているのをなんとかして欲しい。
Bridge
Photoshop同じ枠付きで「Br」のアイコンです。
InDesign
DTP友達ということで、枠なし「Id」でIllustratorと同じアイコンです。
Premier
映像系は上部の展開が白地に枠付きの文字展開。
Media Encoder
メディアエンコーダーはなぜか枠付き「Me」にはしない。Meだと英語圏では私になってしまうので、それを避けるためでしょうか。
After Effects
映像系でこちらも枠付きです。
なぜ統一されていないのか?
おそらここれらを全て同時に起動することなんてほぼ無いでしょう。
ありえないでしょう。
とはいえ、こうして並べたときに、一応世界有数のクリエイティブソフトウェアメーカーの顔になる部分が、これだけバラバラなのはどうかと思っているのは自分だけではないはず。
結局ソフトウェアごとに開発チームが分かれ、もっと言えばいままで同業他社の企業買収を繰り返してきたAdobeなので、もともと違うメーカーだった人たちが集まってソフトウェア開発をしていれば、そこでの統制をとることは難しい部分もあるんでしょう。
まとめと感想 だからどうした
だからなに?
ってことなんですけどね。
でも、曲がりなりにも世界一のプロクリエーターユーザー数を誇る(予測)Adobe。
ソフトウェアの機能には全く関係ない部分であっても、顔になる部分の表情がことごとく違っているのはなぜなのか。
「いやー内部の都合でなかなか開発チームが派閥に別れてしまって・・・汗」
的なことでなければ、Adobe公式ブログもあるわけで、その辺りの媒体からでも理由を教えて欲しいものです。
最近ドルビーとのトラブルでCCの古いバージョンをバッサリサポートしなくなったことへの不信感。
そこそこユーザーが増えたところで開発が終わってしまうMuseのようなソフトウェア開発の頓挫。
ほかにも色々不備不徳があっても、主要ソフトウェアをデザインの現場、それを学ぶ美術大学や専門学校では使い続けているわけで、これからもますますユーザー数は増えていくと思います。
個人の情報発信がネットを通じて一瞬で世界へ発信出来てしまう、そんな時代ですからこれからも全体の統制が気持ちよく図られた企業であってほしいものです。