SIGMAのカメラ2台持ち出しが通常パターンになってきていますが、ここは必ずDP2 Merrillって人物シーンって時がある話。
DP2 Merrillを社員旅行に持っていく
社員旅行って数十人の知り合いが集まってバスや電車で観光地をめぐり、宴会をして社員同士の親睦を深めたりする。
じゃあここでみんなで記念撮影しましょう、集まって。ってタイミングが必ずあります。
そこでDP2 Merrill。
このタイミングでDP2 Merrillに使うと、今どきのフルサイズミラーレス一眼レフでも敵うかなって。
集合写真の撮影でDP2 Merrillが最適な理由
集合写真の被写体になる人達は、フレーム内にきっちり収まるようまとまり、シャッターを切る瞬間は静止してくれます。
場所も暗いところでなく、自然光で明るめの所に。
そんなわけでISO100でもそこそこのシャッタースピードで撮影できる状況。
さらにDP2の35mm換算45mmの画角でギリギリに収めても、フレーム縁付近の人が歪むことがない。
そうして30~60人程度の人がSIGMA DP2 MerrillのFoveonセンサーで記録されたフォトデータには、その他あらゆるデジタルカメラのベイヤーセンサーと比べた所、明らかに解像感の切れの違いを見て取ることが出来ます。
DP2 Merrillで面倒な点
- ズームなし。
- 手ぶれ補正なし。
- 挙動遅し。
- オートフォーカス激遅。
- バッテリー持ち悪し。
- 現像ソフトはSIMGA PhotoPro一択で挙動遅し。
SIGMA DP2 Merrillはそんなカメラです。
しかしそれらすべてを消し去るほどのMerrill Foveonセンサーが搭載されています。
その後登場したdp2 quattroでは、
- 解像度アップ
- 挙動速度アップ
- バッテリー持ち改善
- オートフォーカス速度アップ
といった点は改善されましたが、
画質向上‥?とは素直に言い切れない部分があり、Foveonセンサーの得意分野からすると、明らかにMerrillのほうがバランスが良いです。
まとめと感想
Merrillセンサーを搭載した唯一の一眼レフSD1が販売終了した今でも人気なのは、Foveonセンサーで唯一レンズを選んで撮影ができる楽しみをもつところ。
集合写真でSD1があれば、もっと最強なのかもしれませんが、自分的にはDP2 Merrillがサイズ的にも機能的にも今のところ十分。
そして新しいフルサイズミラーレス一眼(ベイヤーセンサーのみ)がリリースれても、自分の撮影スタイルからすると、DP2 Merrillとdp0 quattroがあれば、それら(フルサイズミラーレス一眼)では表現し得ない撮影が出来ていると自負しています。
2015年にリリースされたquattroセンサーカメラのラインナップからすでに4年が経過しようとしていますが、なかなかFoveonセンサーから離れられずにいる2019年春。
以上、まだまだ余裕で現役のDP2 Merrillのお話でした。