ソニーのαシリーズフルサイズセンサーフラッグシップモデルα1の後継機はいつ出るんでしょうか?
噂や呟きまとめてみましたので、どうぞ最後までお付き合いください。
そもそもα1って?スペック確認
α(アルファ)ってa(エー)ではないですが、同じ扱いとして検索されることが多いので、ここではa7=α7で、同義として以下解説いたします。
ソニーから2021年 3月19日 発売されたフルサイズセンサー搭載初の正式なフラッグシップモデル「α1(アルファーワン)」。
発売からすでに一年以上が経過しました。
その後ソニーのミラーレスカメラ最新モデルは2021年12月17日 発売のα7 IV (アルファーセブンフォー) ILCE-7M4 ボディがあり、「α1」からいくつかの機能を継承する、大幅な進化を遂げています。
そして更に時は過ぎ、2024年3月現在は発売から3年が過ぎ、4年目の突入致しました。
α1(アルファーワン)スペック表
ソニーのフルサイズセンサーを積んだフラッグシップ最新モデルα1 ILCE-1のスペックを改めて確認しておきましょう。
発売日 | 2021年 3月19日 発売 |
メーカー | ソニー |
商品名 | α1 |
型番 | ILCE-1 |
形式 | レンズ交換式デジタルカメラ |
マウント | αEマウント |
本体サイズ | 約120.0(幅) x 66.9(高さ) x 69.3 (奥行き)mm |
本体重量 | 約737g(バッテリーとメモリカードを含む) |
画素数 | 5050万画素(総画素)、5010万画素(有効画素)、Lサイズ: 8640 x 5760 (49.7M) |
センサー | 35mmフルサイズ (35.9 x 24.0mm)、Exmor RS CMOSセンサー |
感度 | 標準:ISO100~32000、拡張:ISO50~102400 |
シャッター | 電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター |
シャッタースピード | メカシャッター時:1/8000-30秒、電子シャッター時:1/32000-30秒 |
フラッシュ同調速度 | ・[メカシャッター] [フラッシュ同調速優先]が[入]または[オート]:1/400秒(フルサイズ)、1/500秒(APS-Cサイズ) [フラッシュ同調速優先]が[切]:1/320秒(フルサイズ)、1/400秒(APS-Cサイズ) ・[電子シャッター] 1/200秒(フルサイズ)、1/250秒(APS-Cサイズ) |
フォーカス | 35mmフルサイズ時: 759点 (位相差検出方式)、フルサイズレンズ装着かつAPS-C読み出し時: 759点 (位相差検出方式)、APS-Cレンズ装着: 575点 (位相差検出方式) / 425点 (コントラスト検出方式) |
瞳AF | [静止画] 人物 (左右瞳選択可) / 動物 (左右瞳選択可) / 鳥、[動画]人物 (左右瞳選択可) |
手ぶれ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
連写撮影 | Hi+:最高約30コマ/秒(AUTO/電子シャッター時) Hi+:最高約10コマ/秒(メカシャッター時) |
液晶モニター | 3型(インチ)144万ドット |
タッチ操作 | 有効(ファインダーを覗きながらフォーカス位置を移動できるタッチパッド機能、タッチフォーカス、タッチシャッター) |
ファインダー | 1.6cm (0.64型)電子式ビューファインダー (Quad-XGA OLED)、約943万画素、STD 60fps / HI 120fps / HI+ 240fps |
記録メディア | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード (UHS-I/II対応)、SDXCメモリーカード (UHS-I/II対応)、CFexpress Type Aカード |
電池容量 | リチャージャブルバッテリーパック NP-FZ100 |
撮影枚数 | ファインダー使用時:430枚、液晶モニタ使用時:530枚 |
防塵防滴 | 完全ではないが配慮した設計 ※メーカー仕様表には詳細な記載なし |
動画記録 | 8K(7680x4320)30pXAVC S:MPEG-4 AVC/H.264 XAVC HS:MPEG-H HEVC/H.265 4K(3840x2160)120p |
ピクチャープロファイル | 切/PP1-PP11 (ブラックレベル、ガンマ (Movie、Still、S-Cinetone、Cine1-4、ITU709、ITU709 [800%]、S-Log2、S-Log3、HLG、HLG1-3)、ブラックガンマ、ニー、カラーモード、彩度、色相、色の深さ、ディテール、コピー、リセット) |
音声記録方式 | LPCM 2ch(48kHz 16bit) アクセサリ使用時:LPCM 2ch/4ch(48kHz 24bit) プロキシー動画:MPEG-4 AAC-LC 2ch |
接続インターフェイス | マイクロUSB、USB Type-C、HDMI |
自撮り機能 | 無効 |
内蔵フラッシュ | なし |
記録フォーマット | JPEG/RAW、非圧縮RAWなし |
メディアスロット | ディアルスロットSD (UHS-I/II対応)カード、CFexpress Type Aカード用マルチスロット |
後継機はいつ出るのか?
次期モデルはα1Ⅱ(ILCE-1M2)という型番が出るとの噂がありますが、時期についてはまだ分かりません。
予測される画素数・動画性能
以下、現状リリースされている製品から推測される画素数や動画性能の予測です。
α1Ⅱ(ILCE-1M2)の画素数
α1の有効約5010万画素でした。
α1Ⅱ(ILCE-1M2)は有効5010万画素のまま据置き、AFなど他の部分での進化をする、というのがの良い落とし所ではないでしょうか。
α1Ⅱ(ILCE-1M2)の動画性能
α1の動画記録 撮影モード (XAVC HS 8K)が最も高いフォーマットでした。
α1Ⅱ(ILCE-1M2)は8K/60p RAWデータの内部記録あたりがバランスの良い落とし所ではないでしょうか。
α1 と α1Ⅱ どっちがイイ?
ソニーのフラッグシップモデル第一世代と第二世代では機能的にはα1Ⅱに軍配が上がるのはすでに分かっていることです。
しかし撮影する人が何を求めるかによって、購入金額を含めすべての要素を比較検討した場合、必ずしも新しい世代がその人にとって最適であるかどうかは別問題になってきます。
解像度
フラッグシップ機の世代が代わる大きな節目を迎えた場合、カメラ性能でもっともポピュラーなスペックとして解像度に注目が行くことは間違いありません。
変わるにしても、変わらないにしても注目されるのが解像度です。
現行α1の解像度は解像度に特化した「R」よりも1000万画素以上低い5010万画素でした。
もしα7RⅤ(アルファーセブンアールファイブ)がリリースされた後にα1Ⅱ(ILCE-1M2)がリリースされるとすれば、それを下回るとしても今と同じ5010万画素であった場合、世界をリードするセンサーメーカーのソニーとしては多くのファンを失望されることになりかねません。
噂通りα7RⅤの解像度が9500万画素とはならず、6100画素据置でしたので、その後にリリースされるα1Ⅱ(ILCE-1M2)の解像度についても5010万画据置になるのではないかと推測されます。
そうなると現行α1の5010万画素でも十分という人にとっては、解像度的にはあえて最新モデルのフラッグシップを購入せずとも、その時点で旧世代となったα1をできるだけ安価に購入することで大きな満足度を得られることでしょう。
動画性能
現行α1の動画性能は以下となっています。
動画記録 撮影モード (XAVC HS 8K)
7680 x 4320 (4:2:0, 10bit) (約) 30p (400Mbps / 200Mbps) *5、24p (400Mbps / 200Mbps)
新しい世代のソニーフラッグシップα1Ⅱ(ILCE-1M2)においては解像度やフレームレートそのまま据え置きになったとしても、AIを搭載したAFの飛躍的な進化で将来的にも十分なアップグレートとして受け止められるのではないでしょうか。
動画記録 撮影モード (XAVC HS 4K)ではすでに120p、60pのフレームレートを達成している1(ILCE-1)でも、現状でまた将来的な動画閲覧デバイスの一般的な視聴シーンを想像しても、旧モデルで十分という人も多いでようから、ここでも旧世代を購入するメリットは大きいと言えるでしょう。
価格差
発売から1年以上経過したソニーのミラーレスカメラ現行フラッグシップモデルα1 ILCE-1 ボディの価格は最安価格(税込):
777,971円となっています。※2022-05-17価格コム調べ
世代を経ることで設定価格は各社ベースアップを図られますので、α1Ⅱ(ILCE-1M2)の市場流通価格は今より高くなり、80万円後半から90万前半あたりがソニーファンを納得させる価格層になるのではないかと思われます。
そうなった場合、数年後第二世代のα1Ⅱ(ILCE-1M2)がリリースされた暁には、α1 ILCE-1本体価格は多少なりとも安くなり、今より手が届きやすくなることでしょう。
現在のα1以下、α9Ⅱ以上、が落とし所としたら、旧世代になったら65万円あたりがα1本体価格という予測ができるかもしれません。
2022年のα1 ILCE-1中古市場調査隊
ソニー初のフルサイズセンサーをフラッグシップモデルの中古価格を確認してみましょう。
カメラのキタムラのα1 ILCE-1中古価格
すでに何十台もの中古本体が販売されていますが、どれもまだまだ高値をキープしており、新品購入と数万円程度の差額しかありません。
であれば中古で買うメリットはまだ少ないと判断できそうです。
同時にフラッグシップモデルは価格が壊れにくいことがよくわかります。
ヤフオクのα1 ILCE-1中古価格
ヤフオクではわずかに1つだけの出品でした。※2022-05-17調べ
ヤフオクでの個人売買によるカメラ購入は、事前に販売者のことや、販売されているカメラの状態をしっかり確認してから購入をしましょう。
メルカリのα1 ILCE-1中古価格
メルカリでは出品されていませんでした。※2022-05-17調べ
α1のつぶやき 作例
この前、コアジサシを撮ることが出来ました❗️近くで、餌渡しも観察することも出来ました❗️
使用機材 SONY #α1 #SEL200600G #コアジサシ #野鳥 #野鳥撮影 #バードウォッチング #餌渡し pic.twitter.com/OaECZvOnP8— ペーKUN (@peikuna7r4) May 17, 2022
まとめと感想
ミラーレスカメラを牽引するソニーが満を持してリリースしたフルサイズセンサーのフラッグシップモデル「α1 ILCE-1(アルファーワン)」。
発売から1年以上経っても、圧倒的な最新性能を有したカメラであることに変りありません。
世代交代には1年以上かかると思われますので、少しでも安くなった今、ほしい時が買い時かもしれません。
生涯のパートナーとして遜色ないフラッグシップモデルを少しでも早く手にして、その機能を少しでも長い時間堪能しつくしてみてはいかがでしょうか。