ソニーのαシリーズフルサイズセンサー高解像度を牽引するα7RⅣの後継機はいつ出るんでしょうか?
噂や呟きまとめてみましたので、どうぞ最後までお付き合いください。
そもそもα7RⅣって?スペック確認
α(アルファ)ってa(エー)ではないですが、同じ扱いとして検索されることが多いので、ここではa7=α7で、同義として以下解説いたします。
ソニーから2019年 9月 6日 発売されたフルサイズセンサーの中では「R」を冠した高解像度シリーズ機種で、2022年5月13日では現行最新モデルになるミラーレス一眼レフ機です。
その後、2021年 6月 4日にα7R IV ILCE-7RM4A ボディが発売されましたが、有効約6100万画素と解像度はそのままで、マイナーチェンジにとどまっています。
ソニーのミラーレス一眼レフ機でマイナーチェンジモデルが出たのは今回が初で、2021年 6月 4日のα7R IV ILCE-7RM4Aと同時にその一世代前に当たるα7R Ⅲのマイナーチェンジモデルα7R III ILCE-7RM3A ボディが発売され、ソニーカメラファンを大いに沸かせました。
α7RⅣスペック表
ソニーのフルサイズセンサーを積んだ高解像度機最新モデルILCE-7RM4Aのスペックを改めて確認しておきましょう。
発売日 | 2021年 6月 4日 発売 |
メーカー | ソニー |
商品名 | α7R IV |
型番 | ILCE-7RM4A |
形式 | レンズ交換式デジタルカメラ |
マウント | αEマウント |
本体サイズ | 約128.9(幅) x 96.4(高さ) x 77.5(奥行き)mm |
本体重量 | 約665g(バッテリーとメモリカードを含む) |
画素数 | 6250万画素(総画素)、6100万画素(有効画素)、Lサイズ: 9504 x 6336 (60M) |
ピクセルシフトマルチ撮影 | 4枚(約2億4080万画素)/16枚(約9億6320万画素)※PC専用ソフト使用 |
センサー | 35mmフルサイズ(35.7×23.8mm)、Exmor R CMOSセンサー |
感度 | 標準:ISO100~32000、拡張:ISO50~102400 |
シャッター | 電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
フラッシュ同調速度 | 1/250秒 |
フォーカス | 新開発のイメージセンサーにより、広範囲・高速・高追随なAFを実現。“4Dフォーカス”がさらに進化 35mmフルサイズ時:567点(位相差検出方式)、フルサイズレンズ装着かつAPS-C読み出し時:325点(位相差検出方式)、 APS-Cレンズ装着:247点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式) |
瞳AF | リアルタイム瞳AF「右目/左目切換」機能、人物と動物ではモードの切り換えが必要、動画撮影時のリアルタイム瞳AFは、動物には対応しない |
手ぶれ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
連写撮影 | Hi+:最高約10コマ/秒、Hi:最高約8コマ/秒、Mid:最高約6コマ/秒 、Lo:最高約3コマ/秒 |
液晶モニター | 3型(インチ)約236万ドット |
タッチ操作 | 有効(ファインダーを覗きながらフォーカス位置を移動できるタッチパッド機能、タッチフォーカス、タッチシャッター) |
ファインダー | 電子ビューファインダー UXGA OLED Tru-Finder、576万画素、STD 60fps / HI 120fps |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
電池容量 | リチャージャブルバッテリーパック NP-FZ100 |
撮影枚数 | ファインダー使用時:530枚、液晶モニタ使用時:660枚 |
防塵防滴 | 完全ではないが配慮した設計 |
動画記録 | 4K(3840x2160)30p、MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-4 AVC/H.264、XAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠 |
ピクチャープロファイル | 切/PP1-PP10(ブラックレベル、ガンマ(Movie, Still, Cine1-4, ITU709, ITU709 (800%) , S-Log2, S-Log3, HLG, HLG1-3) |
音声記録方式 | LPCM 2ch/Dolby Digital (AC-3) 2ch、ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 |
接続インターフェイス | マイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロ |
自撮り機能 | 無効 |
内蔵フラッシュ | なし |
記録フォーマット | JPEG/RAW、非圧縮RAW16bit処理してからRAW画像に14bit出力 |
メディアスロット | スロット1(上段)、スロット2(下段)共にSDカード専用となり、UHS-I/UHS-IIに対応 |
使用温度範囲 | 0-40°C |
本体内充電・USB給電 | マルチ/マイクロUSB端子またはUSB Type-C端子で可 |
PCインターフェース | マスストレージ/MTP/専用ソフトによるPCリモート |
後継機はいつ出るのか? ※2022年10月26日正式発表
次期モデルα7RⅤ(ILCE-7RM5)という型番が出るとの噂があります。 ※2022年10月26日正式発表されました。
画素数が9500万画素になるとの見込みで ※6100画素据置でしたが、AI搭載による被写体認識追尾、手ぶれ補正8段を実装
動画性能についてはあまり期待できない可能性があります。 ※8K24FPS実現
最近では動画性能に力を入れてきている傾向がありますが、「R」を冠する高画素機は、スチルをメインとしたユーザーへ向けた製品コンセプトになっています。
2021年 6月 4日にα7R IV ILCE-7RM4A ボディが発売ですが、2022年中に出るとの噂もあります。 ※2022年10月26日正式発表
ほぼ同時期にα9Ⅲが出るとの噂もあります。
α7RⅣ α7Ⅳ どっちがイイ?
現時点の高解像度シリーズ最新モデルα7RⅣと、Rなしα7Ⅳではどのような違いがあるのでしょうか。
では双方のメリット・デメリットを確認してみましょう。
解像度
同じα7シリーズで大きく異る部分が解像度です。
解像度に特化した「R」。
感度に特化した「S」。
他シリーズをバランスよく取り入れた無印。
無印があとにリリースされ、他αシリーズのいいとこ取りで価格も控えめになりますが、解像度はRシリーズに比べて当然控えめになります。
現行Ⅳ世代でRは約6100万画素あるのに対し、無印α7ⅣはⅢの約2420万画素からアップしたものの約3300万画素です。
この解像度でスチルをメインとしたユーザーがどちらを取るか、好みの分かれる所です。
動画性能
「R」はスチルに強いですが動画性能はどうでしょうか。
この点やはり無印に比べると劣っていると言わざるを得ません。
α7Ⅲの時から、すでに動画性能では水を開けられていた印象で、やはりスチル性能に特化していることが伺えます。
とはいえ、フルサイズセンサーを生かした6Kダウンサンプリング4K30P動画は撮影できますし、FHDにすれば60Pでの撮影もできるので、一般使用においては必要十分と言える機能は有しています。
価格差
無印α7Ⅳは2021/12/ 2 発売でα7シリーズで最も新しい機種だけあって、ユーチューバーなど動画撮影を主とした人たちにも、ハイアマチュアモデルカメラマンにも高く評価され、受け入れられています。
2022年5月現在のα7RⅣと無印α7Ⅳの価格差を価格コムの最安値で調べると、α7RⅣが¥358,000 (A-price)に対して無印α7Ⅳ¥296,010(マップカメラ)でその価格差は61990円。
AF機能がフラッグシップモデルのα1譲りでAFも速く、動画性能にも磨きがかかっているのに6万円以上安いとなれば、α7RⅣでなく無印α7Ⅳのほうが人気というのもうなずける結果ですが、スチルフォトファンにとって嘘偽りのない6100万画素の解像度は、何にも代えがたい大きな魅力があります。
α7RⅣ中古市場調査隊
スチルがメインのユーザーには大人気のα7RⅣの中古市場の価格を調べてみました。
カメラのキタムラのα7R IV ILCE-7RM4A中古価格
発売から1年経っていない2022年5月では中古の在庫がありませんでした。
それだけα7R IV ILCE-7RM4Aを手にしたユーザーには、手放せない魅力があることを物語っています。
ヤフオクのα7R IV ILCE-7RM4A中古価格
即決設定ではありませんが、約31万円という設定で新品同様が出品されていました。新品との差額約5万円なので、これはとても魅力的です。
ですが、ヤフオクでの個人売買によるカメラ購入は、事前に販売者のことや、販売されているカメラの状態をしっかり確認してから購入をしましょう。
メルカリのα7R IV ILCE-7RM4A中古価格
価格コムでα7RⅣの新品が¥358,000 (A-price)で売っていたので、メルカリで購入するならそこから最低でも5万円は安くなることを目安にしたいと思いますが、やはり安い設定で売り出されていたものはすでに売り切れていました。
メルカリやラクマなどの個人売買によるカメラ購入は、事前に販売者のことや、販売されているカメラの状態をしっかり確認してから購入をしましょう。
α7R IVの作例・動画性能とは?
4K30Pまでの撮影が可能なので、撮影スタイル次第では十分な性能といえます。
作例動画を検索しても、動画の中でスチル性能を語るものが殆どで、α7R IVの動画性能について言及するコンテンツは非常に少ないといえます。
それはα7R IVの動画性についての需要も供給も少ないことを表していると言えるでしょう。
α7R IVのつぶやき
本日の冒険用品YouTubeカメラジオでお話した、E 70-350mm F4.5-6.3 G OSSの作例です♬
ボディはα7RⅣで、すべて手持ち撮影です。
LightroomCCでカラー調整。#冒険用品 #カメラジオ #SONY #E70350 #MINICHALLENGE #MINICHALLENGEJAPAN #MCJP #TeamMCJPPHOTO #MINI #富士山 #富士スピードウェイ pic.twitter.com/ncCwbQWme2— OKAMOTO[部長] (@okamoto_print) December 2, 2019
実はあまりみんな使ってないが、タムロン単焦点3姉妹は実はα7Rⅳの6400万画素を十分に発揮できるレンズ( ˘ω˘ )・・・。
作例置いとく。 pic.twitter.com/z8HKlKJ3jZ— くまの (@z250pcx125) May 26, 2021
まとめと感想
「R」シリーズはⅣの世代から解像度が6100万画素になり、その前のⅢの世代と2つ前のⅡの世代までは4620万画素でした。
Ⅳシリーズで飛躍的な進化でしたが、正直6100万画素あれば、Ⅴの世代に噂される9500万画素までなくとも、十分と言える解像度です。
マップカメラであれば無金利60回払までOKなので、月々6000円程度で2022年5月現在現行最新「α7RⅣ」モデルが入手可能。
これは検討する価値が大いにありそうです。