Adobe Creative Cloudのライセンスはパソコン何台までインストールが可能?そして起動できるのかを徹底検証。
Adobe Creative Cloudは何台インストールOKですか?
最後の買切り版だったCS6がインストールできるのは2台同じOSのみでしたが、CCは何台までインストールができるのでしょう?
ネットで調べるとやはりアドビのサイトがトップに表示され、そこには次のような記載がありました。
最大インストールは2台まで。同時使用は1台まで。
インストール2台可能な点はCSと同じですが、CSの場合はMac版、Windows版と別れており、そのどちらか一方でしか使うことが出来ません。
CCではMacでもWindowsでもどちらか一方のみでも2台まで可能というのは、かなり嬉しい措置です。
通常アップグレードのときに、クロスアップグレード(Mac→Windowsへ切り替え、またその逆)でもどちらか一方のOSのみの使用が普通なので、ハイブリッドアップグレードという感じです。
事実自分の場合は、メインの作業環境をMacからWindowsへ移行している最中だったので、同時に両方のOSで使用しつつ、スムーズにスイッチできたのはCCにしていたおかげが大きかったです。
Adobe CCライセンス1つで2台以上にインストールするとどうなる?
パソコンを買い替えたり、買い足したり、マックであればブートキャンプを入れていると、そこだけで2台分のAdobe CCライセンスを使い切ってしまい、もうほかのPCへインストールができないのでしょうか?
そんなことをすっかり忘れて3台目のPCへAdobe CCライセンスをインストールしてしまうことだって、人によってはあるかもしれません。
事実自分がそうでした。
そんなときどうなってしまうのか?
自分のMacBook Airまさに先程に例と同じく、BootCampで2台分使っている状況でしたが、自宅のMac Proへ更にCCをインストールをしていました。
Creative Cloudのソフトでログイン、ダウンロード、インストール完了。
起動すると、やはりすでに2台のPCで使っているから、それらをログアウトしなさい!的なアナウンスが出て、ラジオボタンで全部をログアウト選択、実行したところ、3台目にインストールしたMac ProでもAdobe CCを使うことができました。
その後、最初にインストールした2台のAdobeはどうなる?
さて、これで気になるのが最初にインストールした2台分のライセンスが再度使えるのか?という点。
3台目のインスール後、その3台目のmacでAdobe初回起動する際、最初に入れた2台のうちどちらをログアウトしてね、という促しを受けます。
ログアウトが完了し、3台目が起動できるようになります。
そしてその後、ログアウトしたPCで再びAdobeを
最初の2台のうち一旦ログアウト(アクティベート解除)したPCで再度Adobeを起動。
すると3台目のインストール時と同じく、すでに2台でアクティベートしているのでどちらかをログアウトしてね、という促しがありますから、同じようにどれかをログアウトし、使用再開のPCから再度Adobeログインし直すことで、1台目でも2台目でも再び使えるようになりました。
ネットワークに繋がなければとりあえず使える?
Adobe CCのライセンス認証は全てネットに繋がった状態でないと完了しません。
ではネットを切断したら、とりあえず使えるのでは?という疑問。希望。思いつき。結果はこちら。
一秒も使えない状況でした。まあ当然といえば当然の話しですが、ご参考までに。
CC2020では、ネット接続なしでも起動・・・OK?! 追記2020.02
以前のバージョンではすぐに接続を促され、接続しない場合はそのまま「再試行」か「終了」の二択でしたが、CC2020 2月に確認したときは以下のとおり。
謙虚さがあり、言い方もソフトになって「終了」のかわりに「続行」となっていました。
うち(Adobeの認証サーバ)のほうが落ちてる(サーバーダウン)の可能性もあるけど、もう一度つなげてみてくれませんか。
でも今回は繋がってなくても「続行(再試行より薄めの表示)」してもいいですから・・・と。
これは結構朗報な対応ではないでしょうか。
しかしこれがいつまでこのような状態で起動できるのかはわかりません。
数日後、数週間後には、今まで同様に接続しないと起動できない措置になった・・・なんてことも考えられますから。
まとめと感想
アドビソフトはファミリー向けのエレメンツシリーズ以外はサブスクリプション(年契約で年払い、または月払い)を組まないと使えないようになってはや5年以上が経過しています。
Adobe Creative Cloudのライセンスは買い切り版のCSに比べて、MACとWindows2つのプラットフォームでインストールができる点をみても寛容になった印象があります。
そして3台目のパソコンへインストールが容易にできる点でも、ほかのパソコンへ制作環境を移行するのが楽で、何かと便利な点が多く見受けられます。
しかし買切り版で問題なく作業できてしまっている人は、CCへ移行して月々支払い続けることに難色を示すのも十分分かる話。
未だにMacOS9でIllustrator8.0.1が大好きな自分にとっても、新しいIllustratorでのメリットを感じつつ、いらないような機能を搭載されてアップグレードを促されたって、何も心に響かないバージョンが多々有りましたから。
CSユーザーでCCに興味がある人は、安いタイミングでお試し体験版をインストールして、CCライセンスのインストールの寛容さとか、機能面のグレードアップとか、実際に触れてみてから判断すれば後悔することはないでしょう。
例えばCCで新たに仲間入りしたDimensions(ディメンションズ)では、簡単に本格3DCGができるので、グラフィック制作においてイトモ簡単に表現の幅をグッ!と広げてくれますので、3DCGソフトに全く触れたことがない人には特におすすめです。
今まで自分が調べた中で在庫も豊富で買い求めやすく、安かったタイミングは、春の季節(4月中旬)とブラックフライデー(11月の第4木曜日)でした。
追伸 CCはそして2台同時起動できるの?!
Adobe CCを2台にインストールして同時起動は100%しない・・・いやたまにはしちゃってるかも・・・。
基本自分が使っていて、時折嫁が使う。
そして時折自分と嫁が同時起動している?ってことがあったかもしれません。
ちょっとしたタイミングなので、ず~~と二人で使い続けたってことではないんですが、おそらく2台で起動していたことが数回有ると思います。
だって2箇所にインストールしたら、そんなことだって有りうるでしょ?
ってことで、「こら~っ!即どちらかを終了しなさ~~いっ!」的なアナウンスは一度も見たことがありませんでしたが、ゴメンナサイ、以後気をつけます。
m( _ _ ;)m
追伸2 古いPCにインストールされていたCC2018を起動すると‥?
以前使用していたPCにインストールされていたイラストレーターCC2018を起動してみました。
するとこんなメッセージが。
数年ぶりに起動したんですが、この時ネットには繋いでいない状態だったので再度ライセンス認証を求められたようですが、下の一文よく見ると…。
体験版としての起動、この一回が最後ですよ。
以前は1ヶ月あった試用期間がおそらくこの頃は1週間という短さになっている頃。
ネットにつながらずライセンスの確認ができていないので試用期間大幅に終わってるけど、この一回は大目に見ますね、という寛大な措置でした。