自分にとって最初のデジタルカメラ「Nikon COOLPIX880」
2001年、Nikon COOLPIX880が初めて購入したデジタルカメラでした。それまではフィルムのカメラでニコンの一眼レフを主に物撮り用で持っていたので、このサイズ、大きさはとてもインパクトがありました。そしてフィルムが要らないカメラ!初めてのデジタルカメラ体験は色々初めてでドキドキ・ワクワク感がとても大きかった。
定価は結構高かったんだ…。
その後パナソニックのカメラを購入、フォトデータを比較した時、解像度自体は880の方が低いものの、等倍表示したときの綺麗さは880だった記憶をしています。どちらも当時のビギナー向けコンパクトデジタルカメラの比較ですが…。
16年前のデジタルカメラのスペックとは?
価格コムの商品スペックページを切り出したものです。
それ以前に使っていたのがフィルムカメラだったので、334万画素っていう画素数がどれ位のものかを把握することが出来ていませんでしたが、今時のスマートフォンと比較すると光学ズーム以外は全体的に負けている感じ?
画像素子はそれなりに大きめなので、ノイズ感が少ない印象のデータになっていたように思います。
COOLPIX880で16年前に台湾で撮影したフォトデータ
台湾のホテルビルからCOOLPIX880で撮影した1枚。およそ300万画素の撮ったままの解像度、撮ったままのデータです。
Bridgeで表示した上記フォトのメタデータ。
台湾で撮影したデータを最新Aurora HDR 2018で現像
2017年9月29日にリリースされたHDRソフトで現像書き出しをしてみました。
「Aurora HDR 2018」は普通に購入すると11800円のソフトですが、先にユーザー登録しておいたらセールのお知らせメールをもらって、6000円ほどでGET購入することができました。
これはハイブリッド仕様なのでMac、Windows、計5台までインストールOK。高機能なのに思ったより割安ソフトという印象です。
もちろんサブスクリプション(月契約支払い)は有りません。
5台同時には使わないものの、MacBook Airでハイブリッド環境だとそこだけで2台分ライセンス消費、あとは自宅のPCへ。
Windows版起動したところ、入れたばかりで数日後に早くもアップデートが。
起動して、先程のデータを読み込んでみました。
窓越しに撮影した1枚なので霞がかかった感じでしたが、下のプリセットで良さそうなものを選んだだけで晴れ晴れとした色味とコントラストになっているのが見て取れます。
プリセットを選んだ後に、若干パラメータをプレビューチェックしながらいじって書き出してみました。
つぎも同じく台湾での1枚。曇り空が全体的に弱めのコントラスト、台湾でも最南端近くで撮影したもの。
Bridgeで表示した上記フォトのメタデータ。
Aurora HDR 2018、プリセット「Bright」を選択、比較の画面。空の表情が一気にドラマチックに変化するさまは、見ていてとても面白く、元データからこんな表情を引っ張り出せることにちょっとした驚きもあります。
こちらも各エレメントの表情のコントラストが深めて強くなった印象で色味も鮮やかに。手前のヤシの木の葉をもっとグリーンできるだけ強めてみた現像結果。
こちらも同じ日に撮影した1枚。やはり曇りで全体的に暗くなってしまいました。
Bridgeで表示した上記フォトのメタデータ。
今度は「Fix Deep Shadows」というプリセットをベースにHDRベーシック、HDR画像構造などパラメータ内訳が分からないまま、目視で確認しながらいじってみました。
空はドラマチックな空模様となり、岩場の海岸は現実以上の表情になり、「ザ・HDR」っぽい雰囲気になってきました。
Adobe Bridge Camera RAWで現像すると
こちらは上記同じフォトをAdobe BridgeからCamera RAWで開いて自動補正の前後比較。
自動補正に明瞭度、自然な彩度、彩度をそれぞれ+10程度上げて書き出した1枚。
岩場の表情はバランス良く再現された印象ですが、空の表情がそのまま明るくなる程度で、HDRな感じはもちろんありません。
Adobe CameraRAW現像にも様々なパラメーターがあるので、それらを駆使すれば時間はかかってもAurora HDR 2018が書き出す表情に近づける事ができるかもしれません。
Aurora HDR 2018での現像は最初に色々なHDRプリセットをプレビューで比較しながらデータに合わせて選ぶ。そのプロセスが簡単で何より見ていてい楽しく、そして希望の結果まで一気にショートカットできる点、一度使い出すと必須の現像作業工程になりそうです。
まとめと感想
フォトデータなので16年前のものでもプリントされた写真のように色褪せることはありませんが、現像処理をしなおすことで古いフォトデータが生き返り、今まで撮りためた古いフォトデータをもう一度見直したくなってきました。
そしてフィルム時代の焼きまわした写真をスキャニングしてAurora HDR 2018で現像するとどうなるか、これもぜひやってみたいところ。
これから撮影するデータも、今までの古いデータもAurora HDR 2018を使い現像し直すことで、また別なフォトに生まれ変わることが出来る。Aurora HDR 2018で今まで撮りためたままのフォトがドラマチックに生まれ変わってきそうな予感です。
ちなみにPhotoshopを併用する場合は、Aurora HDR 2018をプラグインとしてもインストールできるので、Photoshopで編集中の画像から直接Aurora HDRを呼び出すことが出来ます。