DimensionからOBJ書き出しOKになりました。ほか少しずついい感じにアップデートがされました。
Adobe Dimension 2.3Jの新機能とは?!
欧米でのAdobeフォーラムでDimensionへ寄せられたユーザーボイスを吸い上げ、着実なアップデートを重ねているAdobe Dimension。
今回の2.3となり、嬉しい新機能が搭載されました。
公式サイトでの紹介されている主な新機能の3つで、あとはその他の新機能として紹介されています。
注目すべき新機能は「整列と分布」と「モデルの書き出し」のセット
3つ目の「Webへの3Dコンテンツの埋め込み」は今までの3DCGソフトでは簡単にできない事がDimensionで簡単にできるようになったぞ、という話なので、必要な人にとってはいい話でも、自分にはまるでピンとこない話。
あくまでも3DCGの表現を追求する部分でみれば、「整列と分布」と「モデルの書き出し」と、その他の新機能に分類された「レンダリングのノイズを除去機能の強化」や、「SVG 画像の読み込み」でしょう。
今回のアップデートでは「整列と分布」と「モデルの書き出し」のセットの新機能がDimensionを3DCGソフトとして地位底上げに貢献しているところといえるでしょう。
そして特に「整列と分布」のおかげで、3D空間に存在するオブジェクトでもグラフィックデザイナーでも直感的に操作できるようなUIを拵えてくれたのはさすがAdobeといった感触。
スターターアセットのオブジェクトを素敵に配置、OBJで3Dモデルとして書き出し。
これで新たな扉が1つ開かれた感じです。
モデル書き出し4種とは?
以下書き出しの際にでる画面です。
DN形式
これっ、いる?? 別名保存と何が違う?
GLTF形式
速度とランタイムの使用に最適化・・・?
ちょっと何言ってるかよく分からんです。
品質が低下する場合がある?ない場合もある?
glTF (GL Transmission Format)はJSONによって3Dモデルやシーンを表現するフォーマットである。 by ウィキペディア
GLB形式
GLTF形式のお仲間の様子。ということで自分的にはスルー。
OBJ形式
これでしょ。
OBJ形式で形状の出力としてはマテリアル的には忠実度が失われる場合あり?とはいえ、これで大きな前進です。
スターターアセットにあるオブジェクトたちが、ついにDimension以外のソフトへ開放されたわけです。
今後Dimensionへ期待される機能は?
モデリングをどうするか?
というのが大命題だと思いますが、コンセプト的に2Dグラフィックデザイナーでも使えるお手軽3DCGソフトウェアという位置づけでのモデリングというのは、IllustratorやPhotoshopに搭載されている押出しや回転体までなのかもしれません。
まとめと感想
今後はSTL形式やら、FBX形式などの書き出し形式が増えてほしいところですが、またむやみに機能を増やして、ライセンス云々でドルビーと揉めたような事態になっても困ります。
とはいえまだまだ3DCGソフトとしては道半ばな感じのDimension。
それでもDimensionのスプラッシュ画面のクリエイターAnna Natterさんの作品を見ると、3DCGを取り込んだ前衛的なDimensionを用いた作品群に大いに刺激されますね。