古いauシムロック版iPhone5sにデベロッパープロファイルを入れているので、そこにiOS11のパブリックベータを入れていました。
パブリックベータ9になったあとに、正規のiOS11になったのが9/14に気づいたので早速アップデート。メインで使っているiPhone6sPlusにも一足早く入れてみました。
iOS11は2017年9月20日公開とのアナウンス
アップルはウェブにてmacOS High Sierra、iOS 11、watchOS 4のリリース日を公開、iOS11は9月20日配信とのこと。それをデベロッパーアカウントで早めに落とすことが出来ましたので、リポートします。
iPhone6sPlus128GBで、空きが10GBを切った状態でのOSアップグレードだったので、結構時間がかかりました。インストールの実行までして放置で9/14朝に完了。
iPhone5sに入れていたiOS11betaを触っていたので、新し目の機能や見た目にも何となく慣れていましたが、改めてメインのiPhone6sPlusでどんな違いがあるのか。実際に色々使ってみて気づいた所を以下記述。
悪い点・3Dタッチでアプリが切り替えられなくなった
普段使いで画面の左脇を押し込むことでアプリを切り替える挙動が無くなりました。自分もそんなに頻繁ではないものの、時折使っていたのでこれは結構残念。いままで普通に出来ていたことができなくなるって、劣化‥退化‥後退‥的な印象になります。新しいiPhone Xではホームボタンも無く、右上に指をスラドさせることでホームに戻ったりするような挙動のようで、そのアクションと隣接してしまうのかもしれません。もしそうだとしても、無くすというよりデフォルトOFFの状態で、使うかどうかを選択出来るようなスイッチがアクセシビリティ辺りに置いといてくれてもいいのに…とか。
良い点・QRコードを勝手に認識してくれる
標準のカメラを起動して、プレビュー画面内に見て分かる程度の大きさでQRコードが映り込むと、自動でQRコードを認識。
SafariアイコンとともにURLを表示してくれるので、それをタップすると即ブラウザに切り替わって目的のURLへ飛ぶ。
目新しさは特に無くても、かなり便利。
どうしていままでなかった?と思えるようなことですが、これは嬉しい機能です。
良い点・カレンダーの年号が「平成○○年」という表示で日本ローカライズされた
カレンダーもよく開く標準アプリの一つ。あれ?年号ってこんなに大きかったっけ?という感じで最初は気づきませんでしたが、iOS10のカレンダーでは2017年という表示でした。
設定で「文字を太くする」にチェックをしてもカレンダーには反映されていなかったのが、年号と月表示に反映されるようになって、見やすくなりました。これは好みが別れるとこかもしれません。
しかしここまで平成もあとわずか?
良い点・GmailアプリからURLリンクを何で開くか選択可能になった
今までGmailアプリでメール内容にあったURLをタップすると、同じGoogleからリリースのiPhone用ブラウザChromeで開くこと一択でしたが、SafariとChromeの2択になりました。
自分はChromeで開くことに特に問題はなかったですが、最近Safariで開くこともあったので、これは便利。
Chromeだと画像の拡大表示がピッチ(2本指で広げる動き)で出来ないサイトでも、Safariだと拡大出来ることがほとんどなので、都度使い分けていました。
悪い点・コントロールセンターから消えたAirDrop
受信しない・連絡先のみ・全員。という3択が無くなりました。なくなってもAirDropは他のiPhone、またはMacBook Airとすることはできたんですが、3択の切り替えはコントロールセンターからAirDropのアイコン表示がなくなったのでできなくなりました。これは意外と頻繁に使っていたのでちょっと痛いかも。なぜ消えた…どこで設定変えるのか…?
2017-09-19追記 3Dタッチで出てきました、AirDrop。最初から出るようにカスタマイズできるか実験中。
良い点・コントロールセンターで懐中電灯明るさ4段階変化OK
今までも3段階の変更ができましたが、明るいを選択、やっぱり普通を選択、と切り替える場合は、いちいち呼び出さないとできなかったのが、大きめの4段階パラメーターに変わり、スライドさせるとリアルタイムに明るさが切り替わるようになりました。そもそも明るさに段階があったことも、今回のデザイン変更で知った話なので、自分的には重要度が低めの良い点でした。
良い点・電卓ボタンが丸くなり可愛くなった
電卓のボタンはずーっと四角のままで変化がありませんでしたが、今回ボタンが丸に!見た目の変化が大きく、自分的には好感触です。デザインの進化も大事な要素ですね。
悪い点・更新が止まっているアプリが起動しなくなった
うちの場合は上記のPS Touch。これ1000円でした。それが起動しなくなった。そしてその中にあったファイルは開けなくなりました。
無料のアプリならまだしも、有料1000円って決して安くないアプリ。
でももうこれは復活しないでしょう。app storeにはAdobeアプリ結構ありますが、このPS Touchは影も形もありません。
このアプリが消えたのは、できすぎちゃったから。だと推測。レイヤーも使えて、Mac、Windows用途してリリースされているものに近い挙動だったので、消されました。
1000円での買い切りっていうのも、サブスクリプションメインになった今のAdobeとしては消したかった理由のひとつだったのか…。
他にも有料アプリでいくつかがまたiOS11では使えない状況なので、事前チェックが必要でした。
まとめと感想
iOS11の新機能については、iPhoneよりもiPadのほうが劇的な進化が見られるようです。パソコンばりのマルチタスクでWindowsタブレット対抗できるか?というような進化に見えます。
iPhoneでのiOS11はまだ使い始め数日、これから色々な違いに気づくことが増えると思いますから、そのたびにでも少しずつ更新、情報の鮮度を保ちたいと思います。
追伸
現在パブリックベータは11.1が三度目のリリースです。
追記2017/11/30
パブリックベータは11.2になっていました。