そしてこうなったのでした。

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トレース(trace)実験/ソフト比較

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AdobeCreativeCrowdになり、スマホにもAdobeのアプリがリリースされ、スマホのカメラから撮影をした画像がその場でパスに出来る。しかも切れないラインでパスも整理されている。MacOS9の時代ではとても考えられなかった便利なツールが溢れている時代です。

ペンツールを覚える、トレースという修行

グラフィックデザイン、DTPを学習していく過程でパソコン作業必須となり、最初の難関はベクターデータの理解と扱い方かもしれません。自由自在にパスを操れるようになるには、自分も数年、いやまだまだ自由自在というところへ到達していないのでは…。

コマンド+D(Macイラレで前作業の複製という制作初歩のショートカット)すら知らないで就職したデザイン事務所でIllustratorの基礎の基礎を教えてもらい、時間の経過と共に徐々にパスになれていった。

IllustratorのCS2から搭載されたトレース機能。
CS2~CS5までは「ライブトレース」という名称で、設定に多少の変化はあったものの、トレースしたデータにはあまり大きな違いは見られず、ステキな結果とは言えないデータを生成していました。

その昔あったAdobe StreamLine4J(ストリームライン)もベクトル化(画像データのパス化)専用ソフトにしては精度がいいものではなかったので、ライブトレースにも大きな期待はなかったが、結果やっぱり・・・という精度で、清刷りに見合ったトレースを自動というわけにはいかなかった。

Illustratorのトレース機能飛躍的進化

2012年リリースされたAdobe IllustratorCS6では名称改め「画像トレース」となり、その機能はかなり強化されました。

インターフェイスも変わり、なによりワークスペースとして「トレース」という項目が加わり、トレースに特化したパレットの配列までが用意され、設定できるパラメーターも様変わり。

これで納得ができるトレース環境がIllustratorで初めて整ったという意気込みが感じられます。

IllustratorCS6「トレース環境」

今回ベストなトレース環境はどれか、20数年来のDTP仲間に協力してもらい、改めて検証してみました。

↓これが今回実験用に用意した画像。幅20ミリの「点・線・面」の文字を解像度600dpiカラーモード8bitグレースケールでスキャン。トーンカーブで白黒強調、ゴミ消ししてWEB用JEPG最高画質100%で書き出し保存。

点線面

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そして以下がトレース結果のIllustratorファイルのプレビュー画像。
トレース結果

まずはこのファイルをフォトショップで開いたままチャンネルから選択範囲を拾い、作業用パスを作成、許容値0.5pixel。
メニューのファイルから書き出し、パスの書き出し。
ま、これはこれで味があって別な意味でいいかも。

次に往年のトレースソフト「ストリームライン」のトレース結果。
細い横線の幅だけみても安定感がない。

そしてIllustratorの各バーションでライブトレース(画像トレース)を実行したものをバージョン順に並べたもの。
トレース設定は白黒ロゴ、または単色ロゴにて。
CS2~CS5まではまるで同じように見えるが、CS6はやはり違う。●も正円に近く、細い横線や、はね払いなどの細かな部分も良い形になっているような印象だが、整えていく方向性の統一感に欠けていることに気づいた。
とはいえ、色々細かな設定できることを考えれば、初期設定ですでにCS5までの結果より良好になっていることはすばらしい。

そして次(下から2番目)はWindowsのココアポトレース機能(akJbetas0.6.19→その時のMkbitmap(画像を白黒・灰色化)設定はsizeを1に変更し、-tという項目を0.508)でパスのファイル(EPSファイル)へ書き出した結果をそのまま貼り付けたもの。
スケールが違ってしまったようで他より少し小さくなったが、CS6の結果と比べても勝っているように感じる部分も確認できる。フリーのソフトでのこの結果は驚異。

そして最後は化石になりつつあるMacOS9のトレースソフト「トレーサー1.5」のトレース結果。これは拡大しないとその良さが伝わらないかもしれないが、トレースのバランスがとても良い。表現の統一感がある。

まとめと感想

全て自動でトレースした結果なので、これを元に調整をする必要があるとは思うが、使い方によってはトレーサーの結果はそのままでも使えるのではという印象だった。

今回のトレース素材はちょっと小さめで難しい素材だったかもしれないが、大きめのファイルからトレースする場面や、カラー素材を何色かに分けてトレースをするのであれば、やはり最新のCS6(今ではCC)が最も便利な環境ということだろう。

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